2018年4月17日火曜日

インフィニティ―・ウォーを待ちきれない貴方へ! アイアンマン&スパイディ最新刊本日発売!!

アメコミ魂をご覧の皆様、こんにちは。
マーベル・シネマティック・ユニバースが盛り上がってます!先日、『ブラックパンサー』の北米興行収入が『タイタニック』を超え、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』、『アバター』に次ぐ歴代3位となりました。
そして、ブラックパンサーの盛り上がりの余韻を引きずったまま、MCU史上超重要作である『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』が、いよいよ4/27(金)に公開となります。

思い起こせば、全世界の映画ファンを熱狂させるMCUの成功は2008年の『アイアンマン』から始まりました。
天才的頭脳を持ちながら傲慢でプレイボーイで酒好きというヒーローらしからぬ人間臭いトニー・スタークとロバート・ダウニー Jr.を重ね合わせて見た人も多かったことでしょう。

アイアンマンはスーパーパワーのない普通の人間にも関わらず、アベンジャーズの中で主要メンバーであり、日本でも特に人気があります。今回はそんなアイアンマンの単独誌をご紹介したいと思います。


『インビンシブル・アイアンマン:リブート』の紹介


ブライアン・マイケル・ベンディス[作]
デイビッド・マルケス[画]
定価:本体2,100円+税
●4月18日頃発売●

まず本書の位置付けですが、2015年5月に始まった一大イベント「シークレット・ウォーズ」はマーベル・ユニバース全体を再構築するものでした。そして、それを受けて同年10月から始まった新シリーズ「オールニュー・オールディファレント」のアイアンマン誌第1巻が本書になります。

最新型パワードスーツ

新シリーズになって新しくなった点として、まずアイアンマンのパワードスーツが最新型になりました。
トニー・スタークの脳波と連動することで、もはや着用する必要もなく遠隔操作が可能となってます。本書でもこの機能をフル活用した戦闘シーンが度々出てきます。


また、状況に応じてスーツが変形・変色します。

▲暗闇では色が黒に

▲サイバー忍者集団とのバトルでは甲冑型スーツに変形

▲最強の敵との戦闘シーンではハルクバスターっぽく変形。ちなみにハルクバスターは『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』でも登場するらしいので楽しみです。

他に見た目の大きな特徴として、スーツ着脱の際に部品単位で細かく分解されます。


またスーツが透明になり、スーツを着ているように見えなくなる光学迷彩機能もあります。なお、透明化機能は強化外装系スーパーヒーローの間で今流行中だそうです。


さらに、人工知能のフライデーがトニー・スターク好み?にパワーアップしてます。


もはや人工知能とは思えない人間味があり、トニー・スタークとの会話の掛け合いがなかなか面白いです。


‣トニー:「レコーダーらしいな。確認を」
‣フライデー:「テープレコーダーです」
‣トニー:「ボタンを押すと?」
‣フライデー:「再生されます」
‣トニー:「私や沿岸地域に対する危険は?」
‣フライデー:「あったらビックリです」

…本書でぜひフライデーの突っ込みトークにも注目してみてください。

ストーリー紹介

続いてストーリーを少しご紹介します。

舞台は日本の大阪城公園に程近いスターク社ビル。
スリランカ出身の美人生物学者とのデートを楽しむトニー・スタークの元にフライデーから緊急情報が入ります。「マダム・マスクが復帰して、ラトベリアのドクター・ドゥームの城に忍び込んだ」と。

マダム・マスクとは、トニースタークと深い因縁を持つヴィランで、顔に負った傷を隠すために常に仮面を被っています。トニー・スタークと互いに惹かれあった時期もあり、それ以来、トニーの周りにいる女性に度々危害を及ぼそうとする女性です。


一方ドクター・ドゥームは、天才的科学者にして魔術師。ヨーロッパの小国ラトベリアの統治者でもあります。
※ドクター・ドゥームはかなり魅力的なヴィランで、アメリカ魂の別記事(『正反対の力を持つ“二人の天才”によるチームアップ!』)でも紹介してますので、よろしければご覧ください。)

ラトベリアに急遽向かったアイアンマンを待っていたのは、廃墟と化した城とドクター・ドゥームその人でした!そこでドクター・ドゥームは、マダム・マスクの陰謀を阻止するため、アイアンマンに対し協力を要請するのでした……

果たしてアイアンマンとドクター・ドゥームという異色チームアップはマダム・マスクを倒すことができるのか?
この後、ドクター・ストレンジやピーターパーカーの元恋人メリー・ジェーン(さらに第2巻ではスパイダーマンも登場します!)を巻き込んで、どんな展開が待っているでしょうか!?
続きはぜひ本書を手にとってご覧ください。


『スパイディ:アフタースクール・スペシャル』の紹介


続いてご紹介する作品は、こちらもインフィニティ―・ウォーに登場するスパイダーマンの単独誌です。

ロビー・トンプソン[作]
ネイサン・ストックマン他[画]
定価:本体2,100円+税
●4月18日頃発売●

本書も「オールニュー・オールディファレント」シリーズのスパイディ誌第2巻となります。2巻目とはいえ、読み切り短編集の性格が強いので、第1巻の『スパイディ:ファースト・デイ』(小社刊)を読んでなくても楽しめます。

正史世界ではピーター・パーカーは現在20代後半のIT会社社長です。しかしピーター・パーカーといえば映画の高校生のイメージが強いのではないでしょうか?
本書はピーターの高校生時代を新たに現代風に描き直した単行本で、映画の世界観に親和性が高いと言えます。映画でしかスパイダーマンを知らないよ、というファンの方にもオススメです。

本書のチラ見せ

では本書の中身を見てみましょう。
本書は読み切り的なエピソードが6つ収録されていますが、それぞれブラックパンサーやエレクトロ、クレイヴン、キャプテン・アメリカ、スコーピオン、バルチャーなどスパイダーマンと所縁の深いヒーローやヴィラン達と共演してます。
時間があるときに、ぜひ一話一話じっくり読んでいただきたいですが、今回はブラックパンサーとチームアップしたエピソードを簡単に紹介したいと思います。

夜の倉庫で怪しい人影を目撃したスパイダーマンは、倉庫の地下へと続く扉を発見し、降りていくと、、、そこは盗品保管庫となってました。盗まれた品は何かというと、ヴィブラニウム。そう、ワカンダ王国でしか産出しない希少鉱石です。

泥棒を捕まえようとするスパイダーマンに「この街にはクモに似た男がいると聞いたが…」と声をかける黒い人影…ブラックパンサーです! この後ブラックパンサーとスパイダーマンのチームアップが展開されますが、戦いの最中もずっと一人でブツブツ呟くピーターに対しブラックパンサーが突っ込みを入れるという掛け合いがなかなか面白いです。

特に、ピーターに呆れたブラックパンサーが度々、

…アメリカ人め

と頭を抱えるシーンが個人的にツボでした。

ですが、黒幕のクロウを倒したスパイダーマンに対し、ブラックパンサーも最後は認めて「ワカンダに来た時には歓迎するよ」と誘います。
ところでネットで調べたら、ワカンダは地図にはあるけど熱帯雨林のホログラムで儀装されていて、決して辿り着けない場所だそうです。誘われたのはいいけど、スパイダーマンはワカンダに行く事が出来るのでしょうか?
ここで、あの藤岡弘さんがワカンダ王国の秘密に肉薄した貴重な映像をYouTubeで見つけたので、私からスパイダーマンに参考に送りたいと思います!



ワカンダフォーエバー!!


初々しいピーター・パーカー

続いて本書の見所ですが、随所に出てくるピーター・パーカーの若者らしい初々しさです。

本書を通して、ピーターは誤解され、いじめられ、好きな人には振り向いてもらえず、さまざまな悩みを抱えます。
学校ではフラッシュといういじめっ子にいじめられ、スパイダーマンとしての活動でも、デイリー・ビューグル誌のジェイムソン編集長に目の敵にされ、彼の善行も新聞に悪く書かれ、密かに恋しているグウェンが好きな男の子がフラッシュなんじゃないかと疑わしいのです・涙。。

でもそんな中で一人頑張っていたら、キャプテン・アメリカという尊敬できる良き理解者が現れ、フラッシュも勉強を教えてくれたピーターに感謝して、最後はグウェンとホームカミング・パーティーでダンスに誘われ、なんとなんとキスしちゃいます。(///∇//)

私のようなおっさん読者にとって、忘却の彼方の学生時代のほろ苦くも甘酸っぱい思い出を刺激することでしょう。


  アメコミ・イベント投稿サイト【アメコミ・カレンダー】- amecomi.fun


最後に、先日小社メンバーがアメコミ関連イベントを投稿して告知するサイト【アメコミ・カレンダー】を作ったのでお知らせします。


アメコミ関連のイベントを告知したい方なら、どなたでも無料で投稿できます。イベント主催者でなくても構いません。面倒な登録やログインも一切必要ありません。アメコミ関連イベントでしたら、基本的に全て掲載されます。

アメコミ好きの方、ぜひイベントを告知してアメコミを皆で盛り上げていきましょう!!



以上、今回のアメコミ魂はこのあたりでおしまいとさせていただきます。
次回の更新は、新刊『ティーン・タイタンズ:ダミアン・ノウズ・ベスト』『300〈スリーハンドレッド〉[新訳版]』が発売される5月9日頃となります。お楽しみに!
(文責:小出)

▼お気に入りの記事がありましたら、ぜひ皆様のSNS等でご紹介してください。ただし、画像の無断転載はご遠慮ください。

▼ご意見・ご感想・ご指摘・邦訳希望・翻訳者希望・持ち込み企画などは、本ブログの下段にある「メッセージを送る」を押していただき、指定の送信フォームからお送りください(携帯からはウェブバージョンにてご対応ください)。



2018年4月3日火曜日

『スター・ウォーズ:ハン・ソロ』『ジャスティス・リーグ VS. スーサイド・スクワッド』明日発売!

アメコミ魂をご覧の皆様、こんにちは!
新年度もはじまり、生活がガラリと変わって期待に胸躍らしている方もいらっしゃることでしょう。
アメコミ界隈も、注目映画の公開が続々と発表されており、期待に胸を膨らませずにいられません。

4/27は、”最強の、終わりへ――”『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』、先日20世紀フォックスから発表されたDP2(だいぶ、パンチ効いている、2本目♥)公開日は6/1、そしてそして、スター・ウォーズ最新作にして、銀河一のアウトローの知られざる若き日々を描いた『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』は、6/29公開となってます!

『スター・ウォーズ:ハン・ソロ』の見どころ


今日ご紹介する書籍は、そんなハン・ソロの、”ソロ”(単独)読み切り作です。

マージョリー・リュウ[作]
マーク・ブルックス[画]
定価:本体1,600円+税
●4月4日頃発売●

ハン・ソロを簡単にご紹介すると、「スター・ウォーズ」シリーズで圧倒的な人気を誇るキャラクターで、ウーキー族チューバッカを相棒に銀河一の高速船ミレニアム・ファルコンを操る密輸業者です。ハン・ソロを演じたハリソン・フォードを一躍人気俳優に押し上げたキャラクターでもあります。

その人気の理由は、フォースを使えない普通の人間にも関わらず、抜群の操縦技術と何物も恐れない度胸で困難を乗り越えていく姿がとにかくカッコいい一方、シャイで傲慢でやたらと人間くさい性格や表情が世界中のファンを虜にしているんだと思います。

6/29公開映画ではオールデン・エアエンライクがハン・ソロを演じていますが、映画トレーラーを見る限り、キャストは違えどハン・ソロの魅力は一緒のようです。



それでは本書の紹介に入っていきましょう。

本書は2016年7月から11月までアメリカでマーベル・コミックスから刊行されたミニシリーズが底本となっており、SW正史(カノン)作品です。

粗筋を簡単にご紹介します。
まず時間軸でいうと、『スター・ウォーズ/新たなる希望(エピソードⅣ)』ヤヴィンの戦いから『スター・ウォーズ/帝国の逆襲(エピソードⅤ)』ホスの戦いまでの三年間のあいだに起こった出来事を本書は描いてます。

ヤヴィンの戦いで反乱同盟軍の勝利に大きく貢献したハン・ソロは、戦いの後、ジャバに返済し終えていなかった借金返済のため密輸業に戻っていたところ、レイア姫とクラッケン将軍の依頼により、反乱同盟軍のスパイを暗殺から救出するため、ドラゴン・ヴォイド・ランと呼ばれる銀河一危険で名誉あるレースに参加することとなりました。


レースの最中、決められた三つの惑星に立ち寄って三人のスパイを回収する手はずになっていたが、次々と想定外の事態に見舞われる中、ハンはレイア姫の依頼よりレースに勝利することに強く惹かれるのでした。

果たしてハンは任務とレースのどちらを優先するのか? 反乱同盟軍の三人のスパイとは誰なのか? スパイ網の中の最重要人物であるマスター・リスト所持者とは? そして、スパイを次々と暗殺している裏切り者の正体は一体!?


物語全体としては、ハン・ソロがチューバッカとともにミレニアム・ファルコンで宇宙を疾走する、という単純明快で爽快なストーリーでありながら、裏では様々な謎と動機が交錯して複数の伏線が同時進行する複雑なストーリーにもなっています。
わずか114Pでありますが、読み応え十分です。


本書の見どころの一つは、実力派クリエイター陣がタッグを組んでいる点です。
作家のマージョリー・リュウは、小説家として『ニューヨーク・タイムズ』でベストセラー出しており、コミック『モンストレス』は2016、2017年アイズナー賞にノミネート、2017年には「ベスト・グラフィック・ストーリー」としてヒューゴー賞を受賞しています。
(※ちなみに、同書のアートを担当したのは日本人アーティストのタケダ・サナ氏です。)

一方アートを担当するマーク・ブルックスも、 『デッドプール』、『スター・ウォーズ』、『アントマン』など様々な作品のカバーアートを手掛ける人気コミックアーティストです。そして本作については、なんとあのジョージ・ルーカスが原画を全て買い取るほど惚れ込んだそうなので、実力とクオリティは折り紙つきということです。

本書ではストーリーの面白さだけでなく、マーク・ブルックスの繊細かつ勢いのある筆致をぜひご堪能ください。
特に、細部まで描きこまれたミレニアム・ファルコンの造形は圧巻です。


最後に特典情報をお知らせします。
本書を対象店舗でご購入頂いた方に、オリジナル原書ステッカーシートをプレゼントしております。


▲手帳に貼ったら、こんな感じです。

これは、マーク・ブルックスのミレニアム・ファルコンがカッコよかったので、どうしてもステッカーが欲しくなり予算オーバーで無理して作らせてもらったものです・笑

1枚のシートに11個のシールが付いてます。
糊面は再剥離可能なミラーコートタック紙を使っているので、貼っても跡がつかずキレイに剥がせます。(※シールの方は爪痕が残っちゃうと思います・汗)

配布店舗はコチラでご確認ください。
※数に限りがございます。万一品切れの場合にはご了承ください。
※お買い上げの方に1部のみお渡し致します。

ぜひ皆さま書店でGETしてください!!

『ジャスティス・リーグ VS. スーサイド・スクワッド』の見どころ


つづいてご紹介するタイトルは、『ジャスティス・リーグ VS. スーサイド・スクワッド』です。

ジョシュア・ウィリアムソン他[作]
ジェイソン・ファボック他[画]
定価:本体3,300円+税
●4月4日頃発売●

まずは粗筋をご紹介します。

▼▼▼ JUSTICE LEAGUE ▼▼▼
情報将校アマンダ・ウォラーによって組織された特殊部隊スーサイド・スクワッド。彼らはアマンダが課す任務を遂行するため、世界中を駆け回っていた。今回の舞台は小さな島国バドニシア。スーサイド・スクワッドは粛々と任務をこなしていたが、中心メンバーである狙撃の名手デッドショットが逃げ場を失ってしまう。彼は身投げを覚悟し、荒廃したビルの上から飛び降りてしまう。だが、そんな彼を救ったのがスーパーマンだった。その場に全員集合していたジャスティス・リーグの面々。正義と不義、両チームは一触即発の状態で対峙するのだが……。
▲▲▲ SUICIDE SQUAD ▲▲▲

本書の見どころは、もちろん映画にもなった人気二大チームが大型クロスオーバー・イベントとして対峙するところでしょう。しかし私が注目したいのは、本書はアメコミ好きがアメコミ沼にハマる要素がギュッと詰まっている点です。

アメコミの魅力その1:ユニバースがつながっている


アメコミの魅力の一つは、各キャラクター誌とそのユニバースが全体としてゆるやかにつながっている事、そして別の雑誌が一つに集結するクロスオーバー・イベントがある事です。

これって日本の漫画に慣れている我々からするとすごいことじゃないですか!? たとえば、ジャンプのワンピースと銀魂の世界観はつながってないし、クロスオーバーすることもないですよね? 各キャラクターの著作権がDCやマーベルといった出版社に帰属しているからこそできることだと思います。

本作は、ジャスィテス・リーグ誌とスーサイド・スクワッド誌の各2.5巻という位置づけとなっていて、どちらの作品を追っている方も違和感なく物語に入っていけます。

※ちなみに、各1巻と2巻も小社から刊行されてますので、チェックしてみてください。
※なお前巻を読んでいなくても、本作はほとんど独立した話で十分楽しめるのでご安心ください。

特にスーサイド・スクワッド誌2巻目『ゴーイング・セイン』には、『ジャスティス・リーグ VS. スーサイド・スクワッド 序章:温かい心』という本作のプレリュード短編が収録されてます。まだ読んでない方は、本作を読んだ後に遡って読むのも面白いと思います。

また、アメコミはユニバースがつながっていることから、クロスオーバーとまではいかなくても、例えばバットマン誌で出てきたエピソードが、ジャスティス・リーグ誌のストーリーにつながってくる、というような事がちょいちょい起こります。

本書でも、『バットマン:アイ・アム・ゴッサム』でバットマンがアマンダ・ウォラーに任務を依頼された件について、バットマンがボソリとつぶやいていたり、

▲本書P21

▲『バットマン:アイ・アム・ゴッサム』P158

ハーレイ・クインがワンダーウーマンと対決したときのハーレイのセリフが『ハーレイ・クイン:リトル・ブラックブック』の出来事を受けてたりします。

▲本書P60

▲『ハーレイ・クイン:リトル・ブラックブック』P41

アメコミを読んでいて、自分が知っているネタが出てくると、「あ、これあの本で読んだ話だ!」「俺もだいぶアメコミに詳しくなってきたぞ。ムフフ」と嬉しくなるのもアメコミあるあるではないでしょうか。

アメコミの魅力その2:自分が知らない新しいキャラがゾクゾクと出てくる


アメコミのもう一つの魅力は、初めて出会う個性豊かなキャラクターたちが次から次に出てくることです。
しかもそのキャラが、実は長い歴史を持っていたりして、それを知るのもアメコミの楽しみの一つです。
本作でも、そんな素敵なキャラクターたちが出てきたので紹介します。

★キラーフロスト★

自分にとっては、前巻の『スーサイド・スクワッド:ゴーイング・セイン』が初見だったんですが、キラーフロストは氷結能力をもった悪女です。ゾクゾクします。本作においてかなり重要な役割を演じます。
このキラーフロスト、実は初出はかなり古く、1978年の『ファイヤーストーム』#3まで遡ります。そして、ニュー52版キラーフロストは本名「ケイトリン・スノー」なんです。

…そう、ケイトリンといえば、米CWの人気ヒーロードラマ『THE FLASH/フラッシュ』に出来てる主要キャラの一人、スターラボ所属の科学者ケイトリン・スノーなんです!
あのケイトリンがこんな姿になっちゃって……涙

実はドラマでも、シーズン3で彼女はキラーフロストの能力を獲得するそうです。
私はドラマはまだシーズン1までしか追えてないのですが、ドラマで彼女を知っている人は、「あのケイトリンが身も凍るヴィランに!?」と驚くことでしょう。

★マックスウェル・ロード★

彼も自分にとって全くの初見だったんですが、本書の中でかなり重要な役割を演じてます。
彼は天才的な頭脳を持った戦略家で、テレパシーによって他社を洗脳することができます。(※その副作用で、鼻血が出るというお茶目な一面もあります・笑
キャラクター設定を見ると、『インヒューマンズ』のマクシマスみたいですね。
歴史的な初登場は、1987年の『ジャスティス・リーグ』#1となってます。

★ロボ★

ほぼ不死身の超回復能力を持った、惑星チャルニア出身の殺し屋。残忍かつ超人的身体能力を持つ一方、約束は必ず守るという義理堅い一面や彼独特の造語でしゃべるというユーモラスな一面もあります。

二面性を持ったキャラというのは大抵魅力的なものですが、彼の超回復能力といい、今やアメコミ界きっての大人気キャラを彷彿とさせ人気に火がつきそうな予感がします。

実は彼は私にとって初見ではなく、『ハーレイ・クイン:リトル・ブラックブック』『スーパーマン:アメリカン・エイリアン』(いずれも小社刊)でもお目にかかってました。
(※リトル・ブラックブックでは、なんとロボはハーレイと塗れ場を演じてます!)

そのときもかなり魅力的なキャラだなぁと気になってましたが、おそらくそういう読者の声が多いからでしょう、なんとなんと! 本書でバットマンはロボをジャスティス・リーグにスカウトしちゃうんです!


ロボはバッツの勧誘を受けるのか受けないのか? …今後の展開が気になります。

以上、とりとめなく作品紹介してきましたが、とにもかくにもDCを代表する二大チームの共演を描いた本書、DCコミックスの魅力が濃縮された豪華内容となってます。
絶対に買って後悔しませんので、お近くの書店で見かけたらぜひ手に取ってみてください!!


第2期ShoPro Books公認ブロガーもご注目ください!


最後になりますが、今日ご紹介した作品は、第2期ShoPro Books公認ブロガーの「SATDANさん」「ドロさん」のお二人にもブログに取り上げていただくことになってます。
SATDANさんはハン・ソロ、ドロさんはジャスティス・リーグの予定です。
こちらもぜひ楽しみにしてください。

 ShoPro Books アメコミ公認ブロガー【第2期】始動!! 


以上、今回のアメコミ魂はこのあたりで。
次回の更新は、新刊『スパイディ:アフタースクール・スペシャル』『インビンシブル・アイアンマン:リブート』が発売される4月18日頃となります。お楽しみに!
(文責:小出)

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2018年3月22日木曜日

話題の『インヒューマンズ』本日発売!



読者の皆様、こんにちは!

今回は、本日22日(木)発売(地域によって若干の誤差が生じます)の邦訳アメコミ『インヒューマンズ』を紹介します。


現在、無料BSチャンネルDlifeやHuluで同名ドラマが放送中ですので、 “インヒューマンズ”の認知度は以前よりも格段に上がりました。ちなみに、今週24日(土)には第3話が放送されます。物語はまだ始まったばかりですので、いまからでも間に合います! 海外ドラマ版と原作コミック版の違いを吟味してみてはいかがでしょうか?



原作コミック『インヒューマンズ』の魅力

本書は、全12話(+ラフスケッチ、作者インタビュー、スクリプト収録)の読み切り長編コミックです。ライターのポール・ジェンキンスが作中でキャラクター自身や世界観の説明を上手に盛り込んでいるので、予備知識が一切ない人でも充分楽しめるのが本書の魅力の一つです。また、物語がこの一冊で完結しているので、話が途中で終わってしまう“モヤモヤ感”もありませんし、 “作品”として堪能できます。正直申しまして、アイズナー賞受賞作品だけあって、この『インヒューマンズ』はかなり面白いです。

イギリス出身のポール・ジェンキンスが担当したShoPro Booksの邦訳アメコミといえば、いまでは書店さんで入手困難となってしまった『X-MEN ウルヴァリン:オリジン』や『ダークナイト:姿なき恐怖(THE NEW 52!)』が挙げられます。本書は304ページと、最近の邦訳アメコミのなかでは比較的ボリュームのある作品ですが、とにかく物語に引き込まれてしまうので、あっという間に読み終えてしまいます。

没頭できる理由は、物語の面白さだけではなく、あのアレックス・ロス(本書の序文を書いています)も認めるジェイ・リーが描く美麗アートもその一つです。もちろん、本書のカバーアートもジェイ・リーによるものなので、その素晴らしさが表紙だけでもわかると思います。ジェイ・リーの邦訳コミックといえば、『バットマン/スーパーマン:クロスワールド(THE NEW 52!)』がありましたね。

▲ジェイ・リーが描く1ページ目。
ギリシア神話のイーカロスのよう


20年後も輝くマーベル・ナイツ作品

本書を読んだ人には絶対共感してもらえると思いますが、まったく古さを感じさせません。本書は、ちょうど20年前の1998年に発表された第2(Vol.2)シリーズの作品で、1999年のアイズナー賞(アメリカの権威ある漫画賞)のベスト・ニューシリーズ賞を獲得しています。

1990年代後半といえば、マーベルにとっては、経営が悪化した苦難の時代でした。事業は継続していましたが、倒産というニュースが舞い込んできたのもこの時期でしたね。1998年、苦境に立たされながらも、マーベルはデアデビル、ブラックパンサー、パニッシャー、そしてインヒューマンズ(ブラックボルト)と、しばらく脚光を浴びてこなかった少し陰のあるヒーローたちに焦点を当てた “マーベル・ナイツ”という大人向けインプリント(レーベル)を立ち上げました。おそらく、事業的な問題もあり、膨大なコンテンツを保有するマーベルの利点を活用すべく、眠っているキャラクターの掘り起こしを図ったのではないかと思います。

結果的に、その“マーベル・ナイツ”で再び日の目を見たそれらのキャラクターは、現在ではすべて映像化され、人気を博しています。そういった意味でも“マーベル・ナイツ”は成功したのではないでしょうか。本書も“マーベル・ナイツ”レーベルで刊行されていた作品の一つになりますので、物語も重厚で読み応え充分となっております。


インヒューマンズとは“超人類“

形容詞“Inhuman”は“冷酷な”とか“超人的な”という意味ですので、名前のとおり、彼らは“超人類”の戦闘種族です。地球の古代文明を引き継ぐ超人類ということだったのですが、実は異星人に人工的に作られた生物が起源だったそうです。過去の話については作中でも触れられていますので、ぜひ本書でご確認ください。

超人類インヒューマンたちは、成人を迎える者に秘められた能力を開花させるテリジェン・ミストを浴びさせる儀式を行います。その者が持つ遺伝子によって開花する能力が異なり、それが個性となっていきます。見事、ミストを浴びてスーパーパワーを獲得することができれば、インヒューマンとしての活躍が期待されるのですが、テリジェン・ミストに不適合だった者は市民権を剥奪され、奴隷階級的種族アルファ・プリミティブ(実はこちらも元をたどればインヒューマンの遺伝学者に人工的に作られた種族)となり、地下都市で強制労働を強いられてしまいます。

能力を開花させたインヒューマンズと彼らを労働で支えるアルファ・プリミティブ、また、そのインヒューマンズのなかでも能力の優劣が明確となり、いままで友だち同士だった若者たちの間に軋轢が生まれます。ライターのポール・ジェンキンスはこの物語を書くにあたり、「人間の本質は何かとじっくり考えた」そうです。あくまで超人たちの話ですが、我々の世界にも通じるリアリティを感じる作品です。


インヒューマンズのロイヤルファミリー

インヒューマンたちは大都市アティランを拠点にしていますが、その種族の頂点に立つ王がブラックボルトです。ブラックボルトの能力は“声”です。囁くだけで山を砕いてしまうほどの破壊力があります。ですので、日常は声を発することはありません。はたして、今回はその“声”を使うのか否か……。

彼の妻であり、インヒューマンズの女王でもあるのが、長い髪の毛を自在に操るメデューサ。その妹で地水風火の元素を操るクリスタル。ちなみに、クリスタルはX-MENの宿敵マグニートーの実の息子で、スカーレットウィッチの双子の弟クイックシルバーと結婚していた時期がありました。彼との間には一人娘ルナがおり、すでに破局しておりますが、インヒューマンズ側で育てられています。

その他にも大地を揺るがす脚力を持つゴーゴン、半魚人のトライトン、その弟で相手の弱点を感知する能力を持つカルナク、テレポート能力を持つ犬ロックジョー。そして、ブラックボルトの実弟にして、天才的な頭脳と精神を操る能力を併せ持つマクシマス。彼は、幾度となく兄ブラックボルトと争っており、幽閉されています。このマクシマスの策略が今回の物語の軸になります。
▲玉座に座る王ブラックボルトと妻メデューサ


王座を争う兄弟対決?

この物語は、ブラックボルトとマクシマスの兄弟対決が発端ではあるのですが、高潔なブラックボルトに対して一方的にマクシマスが喧嘩を売っている図式になっています。マクシマスは、アティランの内外からインヒューマンズを攻め立てるよう策略を企てます。外からは人類にアティランを総攻撃させ、中からはアルファ・プリミティブのクーデターを起こさせるといった用意周到な天才的な計画を実行します。(声を発すると大変なことになるので当然ですが)無口な王ブラックボルトは、身内にも相談できず、この危機に対する決断を迫られます。応戦するのか、しないのか。無敵のブラックボルトであれば、人類の攻撃やクーデターなど一瞬で吹き飛ばすこともできます。ただし、それを行うと甚大な被害が伴ってしまう。頂点に立つ者は孤独だとよく言われますが、ブラックボルトも例に漏れず孤独です。孤独のなかで辿りついた決断とは……そして、ブラックボルトの一番の理解者であるメデューサや一族の参謀的な役割を担うカルナクがとった行動とは……ぜひ、本書にてじっくりと味わってください。

本書を読み終えたとき、ポール・ジェンキンスがこの物語を書く前に考えていた「人間の本質」について、我々読者もきっと考えるでしょう。うまく伝えることはできないのですが、カート・ビュシークとアレックス・ロスによる名作『マーベルズ』を読んだときと似たような読後感がありました。双方とも芸術的なアートという点では共通しているかもしれませんが、それだけではなく色々と考えさせられる良いアメコミでした。読み終えたときに感じることは百人百様かもしれませんが、ぜひ皆さんも本書から何かを感じてみてください。

とにかく、「アメコミ魂」の読者さんにお薦めできる一冊です。

▲本書のトビラにもなっている印象的なシーン。
なぜ王がロックジョーに寄り添っているのか……


次回の更新は、新刊『ジャスティス・リーグ VS. スーサイド・スクワッド』『スター・ウォーズ:ハン・ソロ』が発売する4月4日頃となります。お楽しみに!

(文責:乙間萌生)


▼お気に入りの記事がありましたら、ぜひ皆様のSNS等でご紹介してください。ただし、画像の無断転載はご遠慮ください。

▼ご意見・ご感想・ご指摘・邦訳希望・翻訳者希望・持ち込み企画などは、本ブログの下段にある「メッセージを送る」を押していただき、指定の送信フォームからお送りください(携帯からはウェブバージョンにてご対応ください)。

2018年3月6日火曜日

スーサイド・スクワッド、ハーレイ・クイン、ワンダーウーマン、第2巻同時発売!



「アメコミ魂」読者のみなさん、こんにちは!

先週公開された話題のマーベル映画『ブラックパンサー』、みなさんはもうご覧になりましたか? 小社からは邦訳コミック『ブラックパンサー:暁の黒豹』が絶賛発売中ですので、そちらもぜひご一読ください。

さて、明日は「リバース」シリーズ第2巻にあたるスーサイド・スクワッド:ゴーイング・セイン』『ハーレイ・クイン:ジョーカー・ラブズ・ハーレイ』『ワンダーウーマン:イヤーワン』の発売日になります(地域によって若干の誤差がございます)。今回は、同時発売する3タイトルについて紹介します。

誰が世界を救うのか!?


第1巻『スーサイド・スクワッド:ブラック・ヴォールト』のお話がそのまま引き継がれる第2巻『スーサイド・スクワッド:ゴーイング・セイン』では、ゾッド将軍と謎の球体ブラック・ヴォールトが再び騒動を巻き起こします。ブラック・ヴォールトをスーサイド・スクワッドの本部へと待ちこんだところまではよかったのですが、ブラック・ヴォールトから怪しげな波動が放たれ、本部にいる全員がその波動に呑みこまれてしまいます。すべての者たちは常軌を逸してしまい、本部は大混乱。このままでは世界も滅びてしまう……そんななか、唯一あの人物だけが正気を取り戻して奮闘します。さて、誰が世界を救うのか、本誌でお確かめください。

▲リバース第2巻『スーサイド・スクワッド:ゴーイング・セイン』


ジム・リーの作画が冴えわたる本編も見所満載なのですが、第1巻に引き続き、巻末には各キャラクターの短編集が収録されていますので、そちらも見逃さないでください。今回は、キラー・クロックの物語に涙する人も多いはずです。最初から悪いヤツじゃなかったんですよね。

▲キラー・クロックの少年時代を描いた「ワニの涙」


本作の次は、ジャスティス・リーグと激突する『ジャスティス・リーグ VS. スーサイド・スクワッド』が控えています。4月4日頃発売ですので、楽しみに待っていてください。

▲映画化もされた2大チームが大激突!


因縁の恋人J、再び登場!


スーサイド・スクワッド誌のハーレイ・クインとは、一味違った彼女が堪能できる『ハーレイ・クイン:ジョーカー・ラブズ・ハーレイ』では、今回も愛すべき狂気のヒロインぶりが描かれております。大親友のポイズン・アイビーとバケーションを過ごしたり、ローラー・ダービーに出場したりと大忙しの毎日を過ごします。ですが、そんな楽しい生活も束の間。彼女の前にあの男が再び現れます。そう、ジョーカーです。彼の目的は一体なんなのか? そもそも彼は本物のJなのか? 謎は深まるばかりですが……もちろん、この先は本誌でご堪能ください(笑)。ハチャメチャな性格のハーレイ・クインですが、この単独誌では、等身大の女性として、色々と人生に思い悩んだり、考えたりしている姿も描かれているところが人気の一つだと思います。ぜひ本書で彼女の魅力を感じてください。

▲期待の第2巻『ハーレイ・クイン:ジョーカー・ラブズ・ハーレイ』


このハーレイ・クイン誌にはリバースの冠がついていますが、第1巻『ハーレイ・クイン:ダイ・ラフィン』同様、リバース以前の設定が続いております。つまり、ニュー52シリーズの第1巻『ハーレイ・クイン:ホット・イン・ザ・シティ』から手掛けているアマンダ・コナー&ジミー・パルミオッティによる物語が続いているので、登場キャラクターやエピソードなどもニュー52から引用されています。ニュー52シリーズから読み続けてくれている読者さんにとっては、読み応え充分な作品ですね。

▲バハマ諸島で休暇を楽しむハーレイ&アイビー


ハーレイ・クイン誌をこれからイッキ読みしよう!と思っている方に朗報です。小社では全巻セット通販を行っています(しかも特典付き!)。ぜひそちらもご利用ください。


“驚異(ワンダー)”の起源に迫る!


最後に紹介するのは、『ワンダーウーマン:イヤーワン』です。昨年、映画『ワンダーウーマン』が公開され、日本でも飛躍的に認知度が上がったキャラクターの一人だと思います。来年には第2弾の公開が予定されています。映画をご覧になった人には親しみのある内容だと思いますが、本書はワンダーウーマンのオリジンが描かれています。“男の世界”から遠く離れたアマゾン族の楽園セミッシラ島で幸せに暮らすダイアナ姫。ある日、別の文明の飛行機が島に不時着したことから、彼女のなかで何かが目覚め……ここまでは、映画と同じような設定ですが、この先どう展開するのか、ぜひ本書を読んでみてください!

リバース版オリジンを描いた『ワンダーウーマン:イヤーワン』


本書は、第1巻『ワンダーウーマン:ザ・ライズ』と対になる作品で、2冊セットで読んでいただけるといっそう楽しめると思います。アメリカでは、日本で「リーフ」と呼ばれる中綴じの冊子形式でコミック誌が出版されます。その後、その冊子6~7号分を合本した単行本が発売されるのですが、日本の翻訳コミックはそれを底本にして出版しています。リバース版のワンダーウーマン誌では、第1巻の収録作品と本書の収録作品が並行して発表されました。つまり、1号、3号……と奇数号が第1巻に、2号、4号……と偶数号が本書に収録されています。第1巻ではニュー52以降の物語が描かれ、一方、第2巻ではリバース用のオリジンが描かれています。 お手元に第1巻があれば、実際アメリカで刊行した順番で現在と過去の物語を読むというのも、また面白いかと思います。

▲映画でもお馴染みのあのポーズが……


ワンダーウーマンのオリジンといえば、奇才グラント・モリソンが綴った『ワンダーウーマン:アースワン』というコミックもありますので、気になる方はぜひご一読ください。

▲モリソンの『ワンダーウーマン:アースワン』


本日紹介したこれらの作品は、物語の区切りもいいのでこの第2巻で邦訳版はいったん終了します。ですので、まだ本シリーズを読んでいなくてもすぐに追いつけます。この機会にぜひ読みはじめてください(ハーレイ・クイン誌だけは、ニュー52から読むとかなりの巻数ですが……汗)。

最後に、先日、在庫僅少タイトルを小社のFacebookページに掲載しました。「いつか読もうと思っていたのに、もう在庫がない……」ということがないように、リストをアップしました。ぜひご活用ください。


▲1999年アイズナー賞受賞作品『インヒューマンズ』

次回の更新は、『インヒューマンズ』が発売される前日21日頃を予定しております。

お楽しみに!

(文責:山本)


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2018年2月21日水曜日

『スパイダーマン/デッドプール:サイドピース』ほか4作品同時発売!



「アメコミ魂」読者のみなさん、こんにちは!

まだまだ寒い日が続いておりますが、2月の新刊アメコミは激アツです!

小社のTwitter等ではすでに告知しておりますが、改めて本日発売(地域によって数日の誤差がございます)の新刊アメコミ4タイトルをご紹介します。お気に入りの作品があれば、ぜひお買い求めください!



『スパイダーマン/デッドプール:サイドピース』

過去に二人が共演した作品を集めたシリーズ第一弾(原書のナンバリングは“Vol.0”)の『スパイダーマン/デッドプール:プロローグ』、新たな物語が始まったシリーズ第二弾(原書では“Vol.1”)の『スパイダーマン/デッドプール:ブロマンス』に続き、シリーズ第三弾(原書では“Vol.2”)となるのが本書になります。

『スパイダーマン/デッドプール:ブロマンス』の続きが気になる人が多いとは思いますが、“あの”物語の続きは第四弾『スパイダーマン/デッドプール:イッツィ・ビッツィ(仮)』(原書では“Vol.3”)で展開されるので、もうしばらくお待ちください。とはいえ、本書はとても愉快な短編集ですので、スパイディ&デップーファンの人は必読です。

『スパイダーマン/デッドプール:サイドピース』
スコット・オーカーマン、ジェリー・ダガン他[作]
ライリー・ブラウン、スコット・コブリッシュ他[画]/高木 亮[訳]
B5判変・並製・120頁・本文4C
定価:本体2,000円+税
ⓒ 2018 MARVEL


なんと、スパイディとデップーのペアルック姿も収録! 原書を読んでる人はご存知かもしれませんが、なぜこのようになったのかはぜひ本書で確かめてください!


小社では購入者特典を付けることが多いのですが、今回のシリーズにも毎回特典を付けていました。第一弾では「紙製のオリジナルミニうちわ」、第二弾は「紙製のガーランド」でした。「そんなチープな特典はいらない!」というご指摘もたまにはいただくのですが、読者さんからも書店さんからも好評なので、今回も考えました。

今回は……「トントン相撲セット」です。これこそ「いらないよ!」と叱られそうですね(汗)。我々としては、ちょっとでも笑っていただければこれ幸いと考えております。この不思議な特典を配布していただける対象書店さんを知るには「コチラ」をご参照ください。




『バットマン:ノーマンズ・ランド4』

さて、次に紹介するタイトルは、読んでいる途中で思わず「フゥーッ」とため息をつきたくなる一大巨編の最終巻『バットマン:ノーマンズ・ランド4』です。本書の第1巻は2014年刊行ですので、約1年に1冊のペースで刊行してきたことになります。

かくにもここまでお付き合いいただいた、またはお付き合いいただける読者さんには感謝の言葉しかありません。そして、ものすごいボリュームの本シリーズを最終巻まで訳していただいた翻訳者さんにも感謝ですね。「完結してから一気読みする」という読者さんがおられますが、そのような方はぜひ第1巻から本書まで存分にご堪能ください。

『バットマン:ノーマンズ・ランド4』
グレッグ・ルッカ他[作]/セルジオ・カリエロ他[画]/高木 亮[訳]
B5判変・並製・552頁・本文4C
定価:本体5,000円+税
TM & © 2018 DC Comics. All Rights Reserved.

全552ページ。上から見るとこんなに分厚いんですよね……。全4巻読み切ると、かなりの“バットマン通”になること請け合いです。


“BATMAN: NO MAN'S LAND”は1999年に発表されたので、19年前の作品になります。いまのアメコミと比べると、ちょっぴり時代を感じるところもありますが、読みすすめていくと誰もがこの一大巨編の深みにハマってしまいます。

6~7年前の読者アンケートでは、「ノーマンズ・ランド」の邦訳リクエストがとても多かったことを覚えています。本書とともにバットマン作品で邦訳リクエストが多かったのが「ナイトフォール("BATMAN: KNIGHTFALL")」でした。バットマンが宿敵べインに背骨をへし折られた話といえば、ピンとくる人も多いのではないでしょうか。原書は1993年~1994年にかけて発表されたので、「ノーマンズ・ランド」の約5年前の作品になります。

 以前、「ノーマンズ・ランド」を完結させてから「ナイトフォール」の邦訳は検討したいと、どこかでお話したこともありますが……どうなりますかね。まずは「ノーマンズ・ランド」がどれほどの読者さんに受け入れてもらえるかをみて考えたいと思います。




『スーパーマン:トライアルズ・オブ・スーパーサン』

往年の名作からガラッと変わりまして、次は最新シリーズ“リバース”からの一冊を紹介します。新章リバースに突入した第1巻『スーパーマン:サン・オブ・スーパーマン』に続く第2巻であり、期待の『スーパーサンズ』(発売日未定)の前日譚でもある作品が本書です。

ちなみに“スーパーサンズ”とは、その名のとおり、スーパーマンの息子ジョナサン(ジョン)・ケントと、バットマンの息子ダミアン・ウェインが組んだコンビのことです。スープス&バッツのコンビも豪華なのに、彼らの息子たちがデュオを組むという……まさにダイナミック・デュオですね。とにかくこのコンビがなぜ結成されたのか……それだけでも今すぐ知りたくなりますよね。少しでも気になった人はぜひ本編でお楽しみください!

『スーパーマン:トライアルズ・オブ・スーパーサン』
ピーター・J・トマシ他[作]/パトリック・グリーソン他[画]
中沢 俊介[訳]
B5判変・並製・168頁・本文4C
定価:本体2,300円+税
TM & © 2018 DC Comics. All Rights Reserved.

スーパーマンの息子ジョンの愛くるしい場面が満載です。もちろん、バットマンの息子ダミアンも大活躍します。ジョンとダミアンが本格始動する『スーパーサンズ』の発売が待ち遠しいですね!




『スーパーマン:アメリカン・エイリアン』

最後にご紹介する作品も「スーパーマン」です。「スーパーマン」のコミックなのですが、これは僕らが知っているスーパーマンの物語ではありません。

では、どんな物語なのか。それは、スーパーマンとみんなに呼ばれる前のクラーク少年の物語。故郷の星を追われ、地球に辿りついたクリプトン人カル=エルが、カンザスの農場で地球人クラーク・ケントとして育てられていく。己の持つ強大な力に気づき、苦悩し、葛藤するなかで成長していく……“新たな傑作”との呼び声も高い、青春時代のスーパーマンを描いたオムニバス集です。

バットマンに比べ、スーパーマンは邦訳コミックが少ないのですが、だからといって、スーパーマンに名作が少ないというわけではございません。これは名作コミックだと胸を張っていえます。本書は、翻訳者さんの推薦もあって刊行することができました。スーパーヒーローもののアメコミはちょっと苦手という読者さんにもおススメの一冊です。

『スーパーマン:アメリカン・エイリアン』
マックス・ランディス[作]/ニック・ドラゴッタ他[画]/吉川 悠[訳]
B5判変・並製・224頁・本文4C
定価:本体2,700円+税

少年時代のクラーク・ケントもジョンに負けず劣らず可愛らしいですよ!




最後に、アメコミではなく、バンド・デシネ(フランスのマンガ)ですが、先日発売されたばかりの『ヴァレリアン』を少しだけ紹介します。フランスでは有名なSF作品として知られ、かなりの年月をかけながら出版されていました。

また、本書を原作とした映画『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』が3月30日(金)に全国公開されます。監督はリュック・ベッソンで、まさにフランス発のSF超大作映画といった仕上がりになっています。

先日、試写を観たのですが、迫力映像あり、ビークルあり、クリーチャーあり、ロマンスあり、ユーモアありのSF映画でした。『スター・ウォーズ』や『アバター』、『フィフス・エレメント』などが好きな人にはおススメです。映画を観ようと思っていた人はぜひ予習にご一読ください!


『ヴァレリアン』の世界観をさらに知りたい方は、トレーラーを観ていただければ一目瞭然です。3月1日全国公開の映画『ブラックパンサー』のあとは『ヴァレリアン』に決まりですね!




来月3月の新刊アメコミは、『スーサイド・スクワッド:ゴーイング・セイン』『ハーレイ・クイン:ジョーカー・ラブズ・ハーレイ』『ワンダーウーマン:イヤーワン』『インヒューマンズ』です。「アメコミ魂」でも紹介していきますのでご期待ください。

今後ともShoPro Booksをよろしくお願いいたします。

(文責:山本)


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