2017年4月25日火曜日

超絶キュートで血みどろバイオレンスなハーレイ第3弾!

「アメコミ魂」をご覧のみなさま、こんにちは!
目前に迫った大型連休、お出かけの予定はお決まりですか?
まだなんだよな~という方、予算やお休みの都合がつかない方。新作のアメコミをチェックしたりして、のんびり過ごしてみてはいかがでしょう。

インドア連休のおともにイチオシの新刊はコチラです。


ハーレイ・クイン:キス・キス・バン・スタブ
アマンダ・コナー、ジミー・パルミオッティ[作]
チャド・ハーディン他[画]
定価:本体2,400円+税
◆好評発売中◆


とにかくハーレイ・クインがかわいらしく、気軽に読めるシリーズの3巻目。
スーサイド・スクワッド』シリーズなどの極悪シリアスなテイストともまた違い、ハーレイの女の子らしい日常を楽しむことができます。
親友のポイズン・アイビーとのおしゃべりや、「忙しいのにお金がない」と嘆く姿などは、世の多くの人にとって身近なものでしょう。チャド・ハーディンをメインアーティストに据えたかわいらしい絵柄も相まって、女性のファンも多い作品です。

前巻までについておさらいしたい方はコチラの記事をどうぞ。


ハーレイ・クイン:ホット・イン・ザ・シティ
アマンダ・コナー、ジミー・パルミオッティ[作]
チャド・ハーディン他[画]
定価:本体2,200円+税
◆好評発売中◆


ハーレイ・クイン:パワー・アウテイジ 』
アマンダ・コナー、ジミー・パルミオッティ[作]
チャド・ハーディン他[画]
定価:本体2,200円+税
◆好評発売中◆


今回のハーレイは、「超スゴイタマゴ」と出会ったり、寄る年波を嘆いたり。バレンタインやクリスマスシーズンの特別号の掲載分を収録しているので、イベント感いっぱいのかわいいアートも(季節はずれではありますが……)要チェックです。


ハーレイ・クイン:キス・キス・バン・スタブ』本編より。
「超スゴイタマゴ」さん、このあとキャラクターが意外な方向に……


さらにはなんと、ハーレイがブルース・ウェインの恋人候補に名乗りをあげるというエピソードも。昨年発売された『バットマン:エンドゲーム(THE NEW 52!)』でも、本編のほうではちょっと辛い展開が続いているバットマン。闇の騎士の元気な姿や、アルフレッドさんとのコミカルなやりとりが見たい方にもオススメです。


ハーレイ・クイン:キス・キス・バン・スタブ』本編より。
やたらとヘルシーな夜食を用意するアルフレッドさん


お好きな方はすでにご存じのことと思いますが、こちらのハーレイ・クインシリーズは、この先も短めのスパンで刊行が続く予定です。今号にはハーレイが自らの活動を手伝うメンバーを募集するなど、次巻につながる重要な出来事も描かれています。今からでも問題なく楽しめるので、『ハーレイ・クイン:キス・キス・バン・スタブ』にはぜひ目を通しておきましょう。


ちなみに。
本書に収録されている特別号『ハーレイ・クイン・アニュアル』では、内容にちなんで「こするとニオイがする」特殊な印刷を採用していたそうです。(内容は、ぜひ実際に読んでご確認を!)
そういえば子どものころ、雑誌の付録で、こするとチョコレートのニオイがするペーパーアイテムがあったのを思い出しました。前述の特別号でも、とある食べ物のニオイなどが再現されていたそうです。鼻の頭を紙にそっと近づけて、クンクンする姿はきっと世界共通……想像すると、海の向こうのアメコミファンに親近感がわく気がします。五感にうったえる、楽しい仕様だったのですね。
残念ながら、本国の単行本およびこちらの翻訳版には香りはついていませんが、その分、おうちの本棚でほかのコレクションにニオイが移ってしまう心配もありません。
安心してお買い求めくださいませ。

それではまた!


(文責・鈴木絢子)


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2017年4月11日火曜日

ガーディアンズ、またまたチームアップ!

 アメコミ魂をご覧の皆さま、こんにちは!

 アメコミファンのみならず、映画ファンの間で……というより、主に映画ファンの間で熱烈な支持を集めた『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』。公開時に熱狂したファンはもちろん、多くの人々が待ちに待った第2作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』の公開が、いよいよ来月12日に迫りました!

 敵味方含め、1人で映画が1本できてしまいそうな個性豊かなキャラクターたち、70~80年代のヒットナンバーに乗せて展開されるアップテンポなスペースオペラがスクリーンに帰ってくるとあって、第1弾のトレーラーが公開された昨年から、気もそぞろな人たちも多いことと思います。トレーラーといえば、昨年のコミコンで発表されたファースト・ルックがYouTubeにアップされた際には、公開から24時間で8,100万回再生されたことでも話題になりました。

 前作で身体の大半を失ってしまったグルートが、本作では〝ベイビーグルート〟として登場し、その愛くるしいルックスに「マーベルユニバースでもっとも可愛いキャラクター」という声が多く寄せられたことも記憶に新しいですね。

 いきなりマーベルユニバースのなかでもトップクラスの人気を獲得してしまった(大半は映画ファンですが……)ガーディアンズ。彼らが映画だけでなく、コミックでも再登場します。来週4月19日発売予定の『ガーディアンズ:チームアップ 2』です。


ガーディアンズ:チームアップ 2
ビル・ウィリンガム他[作]
ジオゴ・サイトー他[画]
定価:本体2,100円+税
◆4月19日頃発売予定◆



 本書は、前巻から引き続き2015年6月から8月にかけて刊行され、#10で完結したミニシリーズをまとめたTPBの翻訳版になります。映画版の前作が公開された2014年夏頃から、コミックの動きが活発になりました。本書を除いた当時の関連誌は以下のような状況になっていました。

・『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』
……2013年に「マーベル・ナウ!」の一環として創刊。

・『レジェンダリー・スターロード』
……2014年7月創刊。最終号である#12(2015年7月号)は“ブラック・ボルテックス”の後日談。

・『ロケット・ラクーン』
……2014年7月創刊。ロケットのニセ者が登場する物語から始まり、#11(2015年7月号)まで刊行。

※以上、翻訳者・中沢俊介さんによる本書解説から抜粋。



 上記の流れのなかで刊行がスタートした「ガーディアンズ:チームアップ」のシリーズになります。その最大の魅力は、タイトル通り他のヒーローとのチームアップ。今回登場するヒーローを挙げると、ナイトクローラー、アントマン、シルバーサーファー、スパイダーマン、そしてデッドプールです。


ナイトクローラーとガモーラが宇宙の武闘会で剣を交わし、




マイアミに向かった宇宙の犯罪者を調査するのはドラックスとアントマンの凸凹コンビ。



シルバーサーファーとグルートが宇宙戦争の運命を握ったかと思えば、



異世界の超兵器をめぐって、スターロードとスパイダーマンが丁々発止のやり取りを繰り広げる。



そして、デッドプールとロケット・ラクーンが出会い、毛と弾丸が乱れ飛ぶ!




前巻に引き続き、とにかくノリの良いガーディアンズの魅力が詰まった1冊です。ぜひ、映画と併せてお読みください。

それでは今週はこの辺で。また来週お会いしましょう。


(文責・山口大介)




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