2016年3月28日月曜日

「バットマンVS.スーパーマン」特集第二弾!

「アメコミ魂」をご覧の皆さま、こんにちは!

先週金曜日、とうとう『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』が公開されましたね。皆さまはもうご覧になられましたか? ちなみに筆者は、先に見たボスに盛大にネタバレされたまま、おあずけ状態です。

さて先週から引き続き、今回はバットマン&スーパーマン特集の第二弾です。今回も翻訳家・中沢俊介さんのご協力いただき、この2人のヒーローの歴史を解説します。


【特集④】
二大ヒーローの歩み

闇の騎士/ダークナイト
バットマン 

○誕生
バットマンはスーパーマンの成功を追って、1939年の『ディテクティブコミックス』#27に初登場した。ボブ・ケインのアイディアにビル・フィンガーが肉付けして生まれたキャラクターだ。


さまざまなパルプ小説、新聞連載コミック、映画などの影響を消化した“世界最高の探偵”はすぐに人気を獲得し、翌年には彼を主役にした雑誌『バットマン』が創刊した。さらに、DCコミックスの二枚看板としての地位を確立したスーパーマンとバットマンのため、二人の作品を掲載する雑誌『ワールズ・ファイネスト・コミックス』が創刊され(創刊時の誌名は『ワールズ・ベスト・コミックス』)、やがて同誌は二人の共演が売りものになった。

○バットマンの物語

ブルース・ウェインはゴッサムシティの名門ウェイン家の御曹司だったが、ある晩、両親が目の前で強盗に撃ち殺されてしまう。この事件が幼い彼の運命を決めた。残りの人生をかけて犯罪と戦うことを誓ったブルースは、犯罪者の心に恐怖を叩きこむための象徴としてコウモリを選び、“バットマン”となる。こうして表向きは裕福なプレイボーイとして振る舞いながら、夜はビジランテとして悪を根絶するために密かに戦う日々が始まった。


さまざまな道具を内蔵した万能ベルト、バットモービルやバットプレーン(またはバットウィング)といったマシン、そして秘密基地のバットケイブ……莫大な資産を元手に開発した驚くべき装備を誇るバットマン。だが、彼の最大の武器はあらゆる事態を予測できる並外れた頭脳と、最高レベルに鍛え上げた肉体だ。


とはいえ、彼は一人ではない。ウェイン家に古くから仕える執事アルフレッドや、サイドキック(相棒)のロビンが常に彼を支えている。また、あくまでも法の埒外で戦う彼にとって、ゴッサム市警のゴードン本部長は心強い協力者といえる。


ゴッサムシティに巣食う数多くの悪党のなかでも、最も厄介な宿敵がジョーカーだ。バットマンに異様な執着を見せる彼は何度捕えられ、精神科病院アーカム・アサイラムに送りこまれても懲りずに、予測不能な犯罪でバットマンに挑戦している。ちなみに、善悪の狭間を揺れるキャットウーマンも、ジョーカーと同じく1940年の『バットマン』#1で初登場を飾った古参キャラである。


○コミックでの展開
バットマンのコミックで、時代による移り変わりが目立つものといえばロビンの正体だろう。1940年に初登場して以来キャラクターとしてはずっと傍らにいるものの、代替わりを繰り返し、直近のロビンは(メインの物語のなかでは)5代目にあたる。


さらに、過去の“ロビン”たちの多くも別の名を名乗って犯罪との戦いを続け、バットガールをはじめとする他の仲間たちと一種の共同体“バットファミリー”を形成している。また、バットマン自身も1993年の『ナイトフォール』、2008年の『ファイナル・クライシス』といったイベントで活動不能になった際には、他のキャラクターが一時的に代役を務めていた。


鋼鉄の男/マン・オブ・スティール
スーパーマン

○誕生
スーパーマンは1938年の『アクションコミックス』#1で初登場した。世界初の、いわゆる“スーパーヒーロー”であり、いわゆる“アメコミ”のイメージを決定づけたキャラクターである。


彼を考案したのはジェリー・シーゲルとジョー・シャスターという二人の若者だ。高校の同級生だった彼らは一緒にSFのファンジンを作る仲で、“スーパーマン”という名前のキャラクターも、その頃には思いついていた。とはいえ、1933年に挿絵付き短編小説としてファンジンに掲載した最初の“スーパーマン”は、超能力を持った禿頭の悪人だった。それ以来、黎明期のコミックブック業界でさまざまな作品を手がけながらキャラクターを練り直し、ついに現在我々が知っている“スーパーマン”が世に出ることになったのだ。


『アクションコミックス』#1はさまざまなキャラクターの短編が掲載された雑誌だったが、スーパーマンの人気は高く、翌年には彼を主役にした雑誌『スーパーマン』も創刊された。


○スーパーマンの物語
彼は高度な文明を持った惑星クリプトンで、科学者ジョー=エルとその妻ララの息子カル=エルとして生まれた。しかし、クリプトンは崩壊の危機に瀕しており、息子だけでも助けようとした両親は、彼を宇宙船に乗せて送り出す。


宇宙船のたどり着いた先は、カンザス州の片田舎スモールビルだった。そしてジョナサンとマーサのケント夫妻に発見された彼は、クラーク・ケントと名づけられ、育てられた。しかしクリプトンとは異なる地球の環境は、普通の人間をはるかに超えた力を彼に与えることになる。


自分の力を人間のために役立てようと決心した彼は、成長すると大都市メトロポリスに上京し、新聞社デイリー・プラネットの記者になった。そこで出会ったのが女性記者ロイス・レーン、カメラマンのジミー・オルセンといった同僚、そして編集長のペリー・ホワイトだ。こうして普段は温厚な記者として正体を隠しながら、スーパーマンに変身して人々を救うという、彼の二重生活が始まった。


おもな敵としては天才的な頭脳を持ったレックス・ルーサー、異星の知性体ブレイニアック、スーパーマンの真逆の存在であるビザロなどがいる。


○コミックでの展開

誕生以来いつも変わらぬ印象があるスーパーマンだが、じつは時代を経るにつれて細かい設定の変更や更新が行われている。たとえば弱点として有名な宇宙鉱石クリプトナイトは、もともと1940年代のラジオ番組から導入されたものだった。他にも少年ヒーローのスーパーボーイやいとこであるスーパーガールの存在、育ての親であるケント夫妻の生死などが時期に応じて変化している。


また1992年の“スーパーマンの死”や、1996年のロイス・レーンとの結婚も大きな転機になった。とはいえ、こうした設定や積み重ねられた歴史も、1985年の『クライシス・オン・インフィニット・アース』や2011年の“ニュー52”立ち上げといったタイミングで、大幅な見直しが図られた。


数いるDCコミックスのヒーローの中でも、とくに長い歴史を持つ二大ヒーローだけに、ここで改めて基本設定などを抑えておくといいかもしれませんね。さて、2週に渡ってお送りした「バットマンVS.スーパーマン」特集ですが、最後に二大ヒーローのメディア展開の歴史を年表で振り返りたいと思います。



【特集⑤】

バットマン/スーパーマン メディア展開略年表

バットマン
1939 『ディテクティブコミックス』#27に登場。
1940 独立誌『バットマン』創刊。
1943 連続活劇映画が公開。主演ルイス・ウィルソン。
1949 連続活劇第2弾『バットマン・アンド・ロビン』公開。主演ロバート・ロワリー。
1966 テレビドラマ放送開始(~68)。主演アダム・ウェスト。
    同年に劇場映画も公開。
    日本では『怪鳥人間バットマン』として知られている。
1973 ハンナ・バーベラ製作のテレビアニメ『スーパーフレンズ』放送開始。
    ジャスティス・リーグをテーマにし、タイトルを変えながら
    1986年まで新作が作られる。
1977 テレビアニメ『ニュー・アドベンチャーズ・オブ・バットマン』放送。
     フィルメーション製作
    日本では『電光石火バットマン』として後年放送された。
1989 映画『バットマン』公開。主演マイケル・キートン。
1992 映画『バットマン リターンズ』公開。主演マイケル・キートン。
1992 ワーナー・ブラザーズ製作のテレビアニメ放送開始(~1995)。
    ここから2006年まで同じ世界観でスーパーマンや
    ジャスティス・リーグ等の番組が作られる
    それ以降も2014年までコンセプトを変えながら新作が作られた。
1995 映画『バットマン フォーエヴァー』公開。主演ヴァル・キルマー。
1993 アニメ映画『バットマン/マスク・オブ・ファンタズム』公開。
1997 映画『バットマン & ロビン Mr.フリーズの逆襲』公開。主演ジョージ・クルーニー。
2002 テレビドラマ『ゴッサム・シティ・エンジェル』放送開始(~03)。
    バットマンのヒロインチーム“バーズ・オブ・プレイ”をテーマにしている。
2004 映画『キャットウーマン』公開。主演ハル・ベリー。
2005 映画『バットマン ビギンズ』公開。主演クリスチャン・ベール。
2008 映画『ダークナイト』公開。主演クリスチャン・ベール。
2009 ゲーム『バットマン アーカム・アサイラム』発売。
    『バットマン:アーカム』シリーズ開始。
2012 映画『ダークナイト ライジング』公開。主演クリスチャン・ベール。
2014 テレビドラマ『GOTHAM/ゴッサム』放送開始。
2016 映画『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』公開。


スーパーマン
1938 『アクションコミックス』#1に登場。
1939 独立誌『スーパーマン』創刊。
1939 新聞連載コミックになる(~66)。
1940 ラジオ番組が放送開始(~51)。AoS
1941 短編アニメ映画が公開開始(~43)。
    フライシャー・スタジオ(9作品)とフェイマス・スタジオ(8作品)による。
1948 連続活劇映画が公開。カーク・アリン主演。
1950 連続活劇第2弾『アトム・マンvsスーパーマン』公開。主演カーク・アリン。
1952 テレビドラマ放送開始(~58)。主演ジョージ・リーヴズ。AoS
1966 『イッツ・ア・バード…イッツ・ア・プレーン…イッツ・スーパーマン』公演。
    (ブロードウェイミュージカル)
1966 テレビアニメ『ニュー・アドベンチャーズ・オブ・スーパーマン』放送開始。
    (フィルメーション製作
    ※スーパーボーイ、アクアマン、バットマンのエピソードを加えながら
    1969年まで新作が作られる。
1973 ハンナ・バーベラ製作のテレビアニメ『スーパーフレンズ』放送開始。
    ジャスティス・リーグをテーマにし、タイトルを変えながら1986年まで新作製作。
1978 映画『スーパーマン』公開。主演クリストファー・リーヴ。
1980 映画『スーパーマンII/冒険編』公開。主演クリストファー・リーヴ。
1983 映画『スーパーマンIII/電子の要塞』公開。主演クリストファー・リーヴ。
1984 映画『スーパーガール』公開。主演ヘレン・スレイター。
1987 映画『スーパーマンIV/最強の敵』公開。主演クリストファー・リーヴ。
1988 テレビドラマ『スーパーボーイ』放送開始(~92)。
    主演ジョン・ヘイムズ・ニュートン(第1シーズン)、
    ジェラルド・クリストファー(第2~4シーズン)
1988 ルビー=スピアーズ製作によるテレビアニメ放送。
1993 テレビドラマ『新スーパーマン』放送開始(~97)。
    主演ディーン・ケイン。『ロイス&クラーク』としても知られている。
1996 ワーナー・ブラザーズ製作によるテレビアニメ放送開始(~00)。
2001 テレビドラマ『ヤング・スーパーマン』放送開始(~11)。
    主演トム・ウェリング。『スモールビル』としても知られている。
2006 映画『スーパーマン リターンズ』公開。主演ブランドン・ラウス。
2013 映画『マン・オブ・スティール』公開。主演ヘンリー・カヴィル。
2015 テレビドラマ『スーパーガール』放送開始。主演メリッサ・ブノワ。
2016 映画『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』公開。

ここまでお伝えしてきた情報をおさえておけば、さらに『バットマンVS.スーパーマン:ベストバウト』も読んでおくと、『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』をもっと楽しめるはずです。

バットマンVS.スーパーマン:ベストバウト
ジョン・バーン他[作]
アレックス・ロス、ジム・リー他[画]
定価:本体980円+税
◆好評発売中!◆
アメコミ映画史でも大きなマイルストーンになることが間違いない本作、ぜひアメコミ片手に劇場でご覧ください。
 

さて、ShoPro Books公式ツイッターでもアナウンスされましたが、筆者がホストを務め、翻訳家・中沢俊介さんをゲストにアメコミ映画を語り尽くすイベント『山口侘助prsents 「アメコミ魂」出張版! 白熱トークライブ「これからのアメコミ映画の話をしよう」with 中沢俊介』が422日に開催されます。続報は当ブログやShoPro Books公式ツイッターなどお知らせしていきますので、ぜひチェックしてください。

それでは今週はこの辺で。また来週お会いしましょう! 


(協力:中沢俊介/文責:山口侘助)

2016年3月21日月曜日

「バットマンVS.スーパーマン」特集第一弾!

「アメコミ魂」をご覧の皆さま、こんにちは!

いよいよ今週金曜日、DCエクステンデッド・ユニバース最大の注目映画『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』が公開されます! それに先駆けてShoPro Booksでは、去る316日に『バットマン VS. スーパーマン:ベストバウト』を刊行しました。
バットマン VS. スーパーマン: ベストバウト
ジョン・バーン他[作]
アレックス・ロス、ジム・リー他[画]
定価:本体980円+税
◆好評発売中!◆
本書は、長い歴史の中で繰り広げられてきたバットマンとスーパーマンの激突のハイライトを収録した短編集です。古くは1986年に刊行された作品から、アレックス・ロスの未邦訳の短編、のちのジャスティス・リーグ結成に至る対決を描いた2011年のエピソードまで、選りすぐりのエピソードが収録されています。

バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』の予習として、またはサブテキストとして優れた作品であり、アメコミの入門書としてもオススメしたい一冊です。

本書の刊行を記念して「アメコミ魂」では、2週にわたってこの2大ヒーローを特集したいと思います。ちなみに本特集では、翻訳家・中沢俊介さんから大きなご協力をいただきました。ありがとうございました。


【特集①】
『バットマン VS. スーパーマン:ベストバウト』
収録作品解説

①「約束 Trust」 PAGE 004
チップ・キッド[作] アレックス・ロス[画]
収録単行本『Mythology: The DC Comics Art of Alex Ross』(Random House刊、未邦訳)

作画を手がけたアレックス・ロスはDCの『キングダム・カム』、マーベルの『マーベルズ』(どちらも小社刊)といった作品でコミック界に衝撃を与えた、ペイントアートの巨匠だ。いまではカバーアーティストとしての活動がメインになって、上記2作品と『DCスーパーヒーローズ』(小社刊)以外では、なかなかコミック本編の作画をまとまって見る機会もない。本作は2003年発売の、彼のDCコミックスでの仕事を総括した画集のために描きおろされた短編で、日本初紹介となる。脚本を手がけたチップ・キッドは、村上春樹作品の米国版も手掛ける世界的な装丁家。熱心なコミックファンでもあり、2008年に桑田次郎版バットマンを『Bat-Manga!』として紹介した。


②「ゴッサムシティの一夜 One Night in Gotham City」 PAGE 013
ジョン・バーン[作・画]
収録単行本『Superman: The Man of Steel Vol. 1』(DC Comics刊、未邦訳)
※かつて小社刊『スーパーマン/バットマン』1~3に収録されたが、現在絶版。

DCコミックスは1985年から1986年にかけて行われた創立50周年記念イベント『クライシス・オン・インフィニット・アース』(以下『クライシス』)で、それまでの世界観をいったんリセットし、新たな設定で再出発した。そしてスーパーマンの新しいオリジンを定義するために、ここに収録された『マン・オブ・スティール』が刊行された。担当したのはマーベルの『X-MEN』のブレイクを支えた、当時のトップ作家ジョン・バーンである。本エピソードは全6号のシリーズの第3号で、『クライシス』後の時間軸におけるスーパーマンとバットマンの初対面を描いている。スーパーマンに肺活量の限界があったり、バットモービルの形状が普通の車両だったりするのも、仕切り直しによる設定調整のためだ。シリーズとしては、ここに至るまでにスーパーマンの出生やロイス・レーンとの出会いが描かれ、この後レックス・ルーサーやビザロと対峙することになる。


③「どっちが勝つ? Who Would Win?」 PAGE 036
ジョー&ジャック・ケリー[作] エド・ベニス[画]
収録単行本『Superman/Batman Volume 12: Sorcerer Kings』(未邦訳)

このエピソードの初出誌『スーパーマン/バットマン』は2003年に創刊された。かつて二大ヒーローの共演を売りものにしていた雑誌『ワールズ・ファイネスト』の現代版といった趣で、立ち上げから2年ほどジェフ・ローブが固定ライターだったが、その後さまざまな作家が入れ替わり担当し、2011年まで続いた。コミックの歴史的に、スーパーマンとバットマンが初めて力を合わせて戦ったのは1952年の『スーパーマン』#76である。その記念すべきエピソードも、本シリーズの増刊『スーパーマン/バットマン・アニュアル』#1で語り直されていて、そちらを担当したのが、本エピソードのライターの一人であるジョー・ケリーだった。雑誌としての『スーパーマン/バットマン』は、2013年に『バットマン/スーパーマン』としてリニューアルされた。


④「対決 The Battle」 PAGE 052
ジェフ・ローブ[作] ジム・リー[画]
収録単行本『バットマン:ハッシュ 完全版(小社刊、定価:本体3,600円+税)

当時『バットマン:ロング・ハロウィーン』や『スーパーマン・フォー・オールシーズン』などの名作で注目を集めていたライターのジェフ・ローブと、久しぶりの月刊誌担当となったスーパースター級アーティストのジム・リーが組んだ、ハリウッドのブロックバスター映画的な娯楽大作こそ『バットマン:ハッシュ』だ。始まりはキラークロックの誘拐事件だった。そして彼の身代金を奪うキャットウーマンが現れ、何か違和感を覚えるバットマン。手掛かりを握るポイズン・アイビーを追ってメトロポリスに向かうが、そこで現れたのは、彼女に操られたスーパーマンだった……というのが本エピソードに至るあらすじである。PAGE 062で言及されるトミー・エリオットとは、ブルース・ウェインの幼なじみの外科医で、物語の序盤で重傷を負った彼を救い、命の恩人となった人物。


⑤『ジャスティス・リーグ:誕生』第2章 Justice League Part2 PAGE 075
ジェフ・ジョーンズ[作] ジム・リー[画]
収録単行本『ャスティス・リーグ:誕生(THE NEW 52!)(小社刊、定価:本体2,000円+税)

2011年に、DCコミックスは『クライシス』以来となる大規模な世界観のリセットを敢行した。そうして始まったのが“ニュー52”であり、真っ先に創刊された雑誌が『ジャスティス・リーグ』だった。本エピソードは第2号の中盤までの抜粋であり、新しいユニバースにおけるスーパーマンとバットマンの初対面が描かれている。ニュー52では“スーパーヒーロー”という存在が世界に現れるようになって、まだ間もない。第1号はゴッサムシティに出現した地球外生物を追うバットマンで幕を開ける。そこに現れたのがグリーンランタン。お互いに不信感を抱きながらも一緒に追跡を続けると、怪生物は謎の箱と“ダークサイド”という言葉を残して自爆してしまう。異星人であるスーパーマンとの関係を探ろうとメトロポリスに向かう二人。だがスーパーマンもすでに別の怪生物と一戦交えた後だった。そして彼も二人に疑いの目を向け、戦いが始まる……。


まず、「バットマン VS. スーパーマン:ベストバウト」を読んでから、小社既刊の作品を手に取るというのも、アメコミへの入り口にちょうどいいかもしれませんね。さて次はバットマンとスーパーマンの2人の戦いの歴史をShoPro Booksの既刊作品で振り返りたいと思います。




【特集②】
ShoPro Books作品で振り返る
“バットマン VS. スーパーマン” 

アメコミ史上に残るBvSの名勝負!
フランク・ミラー[作] クラウス・ジャンセン、リン・ヴァーリィ[画]
定価:本体3,800円+税

ゴッサムシティからバットマンが消えて10年。55歳のブルース・ウェインは、己の魂の呼びかけに突き動かされて復活を決意する。だが、東西冷戦期の混迷のなか、バットマンの復活はさまざまな波紋を投げかける……。名作『バットマン:ダークナイト・リターンズ』と続編『バットマン:ダークナイト・ストライクス・アゲイン』をまとめた決定版。なんといっても見どころは『ダークナイト・リターンズ』における、二人の対決だろう。アーマーをまとったバットマンが命を賭けてスーパーマンに挑む戦いは、全アメコミファン必見!


極寒の地での、死力を尽くした闘争!
マーク・ミラー[作] デイブ・ジョンソン/キリアン・プランケット[画]
定価:本体1,900円+税

パラレルワールドを舞台にした本作では、スーパーマンの乗った宇宙船はソ連の集団農場に墜落する。そして彼は労働者の代表として同志スターリン、社会主義、そしてワルシャワ条約の拡大のために終わりなき戦いを続けるのだ。驚くべき“もしも”の世界を描き切った、異色の傑作! この驚愕のDCユニバースでは、おなじみのキャラクターたちが思いも寄らぬ変化を遂げて登場する。もちろんバットマンもそんな一人。悲劇を抱えて生きる彼と、ロシアの英雄となったスーパーマンの運命がぶつかる凄惨な対決は、忘れられないものだ。


アース0×アース2!?
グレッグ・パック[作] ジェイ・リー他[画]
定価:本体2,000円+税

二つのユニバースで違う人生を歩んでいた二大ヒーローが交錯する! さらに、次元を超えて勢力を伸ばす恐るべきヴィランの影も……。DCコミックスの特徴である並行世界“マルチバース”を理解するのにうってつけの1冊。


スーパーヒーローたちの黄昏!
マーク・ウェイド[作] アレックス・ロス[画]
定価:本体3,400円+税

スーパーマンの引退した近未来の世界……そこは新世代の超人類が放埓に力をふるう混沌の地と化していた。数多くの見どころがある名作だが、スーパーマンとバットマンの信念の違いと、それを越える友情は感動を与えてくれる。


スーパーマンinゴッサム!
ボブ・ゲイル他[作] アレックス・マリーヴ他 [画]
定価:本体4,200円+税

本作に収録されている短編『訪問者』をぜひお読みいただきたい。震災で荒廃したゴッサムシティをスーパーマンが訪れるエピソードは、なぜスーパーマンとバットマンの両方がDCユニバースに必要かを教えてくれるだろう。


『バットマン VS. スーパーマン:ベストバウト』をきっかけに、上記であげた作品に触れれば、よりDCユニバースへの理解が深まるに違いありません。さて、ご存じのとおり、DCユニバースのキャラクターは、バットマン、スーパーマンだけではありません。そこで最後にShoPro BooksのDCユニバース既刊作品のご紹介です。


【特集③】
ShoPro Books作品で広がる“DCユニバース”

◆◆DCユニバース――ジャスティスの世界◆◆

重要キャラの誕生譚を一気読み!
グレッグ・パック他[作] リー・ウィークス他[画]
定価:本体1,200円+税

スーパーマン、バットマンをはじめとするジャスティス・リーグの主要メンバーはもちろん、ハーレイ・クイン、スーパーガール、さらにコンスタンティンまで! 映像化などでこれから話題になりそうなキャラクターたちの、コミックにおける最新オリジンが手軽に読める日本独自の編集版。初心者の方はまずここから、すでにご存じの方もぜひ再確認を。


真紅のスピードスター!
フランシス・マナプル[作・画] ブライアン・ブッチェラート[作・彩色]
定価:本体2,000円+税

セントラルシティの科学捜査官バリー・アレンはある夜、稲妻と化学薬品を浴び、世界最速の男になった。“スピードフォース”と呼ばれる異次元からエネルギーを得た彼は、正義の味方フラッシュとして世界を守る。フランシス・マナプルによる華麗なアートに注目!


エメラルドの射手!
アンディ・ディグル[作] ジョック[画]
定価:本体2,200円+税

軽薄な億万長者のオリバー・クイーンは、ある日裏切られ、絶海の孤島に置き去りにされた。過酷なサバイバル生活で何かが目覚めた彼を待つ、運命を変える決定的な事件とは? 近年注目度が急上昇しているグリーンアローのオリジンを、スタイリッシュなアートで描く。



◆◆DCユニバース――ヴィランの魅力◆◆


全員極悪の自殺部隊!
アダム・グラス[作] フェデリコ・ダロッチオ他[画]
定価:本体2,000円+税

スーサイド・スクワッド――それは刑期の短縮と引き換えに、政府の極秘任務に参加させられたスーパーヴィランの特殊部隊である。選ばれたのはデッドショット、ハーレイ・クインをはじめとする6人。そして彼らの最初の敵は……6万人の生体兵器だった! 命の価値はゼロ。倫理観もゼロ。暴力と死は日常茶飯事。仲間すら信用できない彼らを待つ運命は?


キュートでクレイジーな最凶ヒロイン!
アマンダ・コナー&ジミー・パルミオッティ[作] チャド・ハーディン他[画]
定価:本体2,200円+税

とあるビルを相続し、ブルックリンでの生活を満喫していたハーレイ・クイン。だが、その首に賞金がかけられていると知った殺し屋たちが、彼女を放っておくはずもなかった……。スーサイド・スクワッドの一員でもある人気キャラの魅力をたっぷり味わえる1冊!


vs悪の頂上決戦!
ジェフ・ジョーンズ[作] デイビッド・フィンチ[画]
定価:本体2,400円+税

善悪が逆転した並行世界からやってきた悪の組織クライム・シンジケート。世界への侵攻を開始した彼らは、その圧倒的な力によって服役中の犯罪者たちを解き放った。誰もがヒーローの到来を祈る絶望的な状況だが、彼らは姿を現さない。その時立ち上がったのは……!?


最後に、DCユニバースのヒーローの最新刊をご紹介して、今回はお開きにしたいと思います。

フラッシュ:ローグズの逆襲(THE NEW 52!)
フランシス・マナプル他[作]
マーカス・トゥ他[画]
定価:本体2,000円+税
◆好評発売中!◆

本書『フラッシュ:ローグズの逆襲(THE NEW 52!)』では、フラッシュのライバルであるスーパーヴィランチーム「ローグズ」が登場。セントラルシティを巻き込む壮絶なバトルをぜひお楽しみください。

それでは今回はこの辺で。また来週お会いしましょう! 


(協力:中沢俊介/文責:山口侘助)

2016年3月14日月曜日

クァンタム&ウッディ3巻発売記念 バディ・ムービー特集

「アメコミ魂」をご覧の皆さん、こんにちは!

この度、カルトな人気を誇る、“笑撃”のバディアクション作『クァンタム&ウッディ』の最新『QUANTUM AND WOODY CROOKED PASTS, PRESENT TENSE』(原題)の発売が決定しました!
『QUANTUM AND WOODY CROOKED PASTS, PRESENT TENSE』
※原著イメージ
  ※前巻の紹介記事はこちら

それを記念して今回は、バディ・ムービーの傑作をご紹介して、いわゆる「バディ物」の魅力を掘り下げていきたいと思います。

さて、バディ・ムービーというと、絶対に外すことができないジャンルがあります。それは刑事物。ベテランと新人、エリートと叩き上げ、堅物とアウトロー、様々な組み合わせのコンビが丁々発止のやり取りを繰り広げ、様々な傑作が生まれています。

まずはウォルター・ヒル監督による刑事アクションの傑作『48時間』(1982年公開)をご紹介します。ニック・ノルティ演じる白人刑事ジャックと、エディ・マーフィ演じる黒人の服役囚レジーが時間限定のコンビを組み、脱獄犯を追い詰めるという作品です。当時、『サタデー・ナイト・ライブ』で人気絶頂だったコメディアン、エディ・マーフィが映画に本格的に進出したのが本作。彼はその後、『ビバリーヒルズ・コップ』(1985年公開)で、映画スターとしての地位を確立します。いかにも強面で融通が利かなそうなジャックと、口だけ達者でお調子者のレジーが繰り広げるやり取りが好評を博し、2作目まで作られました。

続く刑事バディ物の傑作は、『リーサル・ウェポン』(1987年公開)。本作の主人公リッグス刑事は、『マッドマックス』のヒットでスターの仲間入りを果たしたメル・ギブソンの第二の当たり役となり、作品もシリーズ化され3作品が作られました。無鉄砲で血気盛んなリッグスと、真面目一徹のベテラン刑事マータフが、反発を繰り返しながら信頼関係を築いていく様を、コメディタッチとド派手なアクションを織り交ぜながら描いた80年代後期のアクション映画を代表する作品です。

いわゆる刑事アクションを徹底的にパロディしながらも、刑事アクションの新たな金字塔となった作品があります。エドガー・ライト監督の『ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!』(2008年公開)です。大都会のエリート警官ニコラスが、その能力の高さを鬱陶しがられて左遷され、赴任した片田舎でコンビを組むことになったのは、刑事アクション映画オタクのお荷物警官ダニーでした。のどかで犯罪とは無縁と思われていた村の秘密に、凸凹コンビが協力して立ち向かい、最終的には手に汗握るアクションが展開されます。本作の主演コンビ、サイモン・ペッグとニック・フロストは、コンビで主演を務めることが多いのが特徴。ということで、この2人が主演した刑事アクションではない傑作バディ・ムービーをご紹介しましょう。

その作品とは、グレッグ・モットーラ監督作『宇宙人ポール』(2011年公開)です。アメリカに憧れるイギリス人のオタクコンビ、グレアムとクライブが、念願が叶ってアメリカで行われる一大オタクイベント、コミコンに訪れます。そのついでに、大好きな宇宙人スポット巡りをしている最中に、アメリカの施設から逃走中の宇宙人ポールと出会い、彼を宇宙へ帰すための冒険が始まります。とにかくスティーブン・スピルバーグ作へのオマージュが大量に投下された本作は、映画ファンなら思わずニヤリとしてしまう演出が随所に織り込まれながらも、映画にそれほど詳しくない観客もしっかりと楽しめるコメディに仕上がっています。何より、主演のサイモン・ペッグとニック・フロスト、そして宇宙人ポール(モーションキャプチャーを務めたのはコメディ俳優のセス・ローゲン)の爆笑必至の掛け合いを、ぜひ一度ご覧ください。

とにかくバディ・ムービーには傑作、名作、佳作、良作が大量にあるので、そのいちいちを取り上げているとキリがありません。以下に筆者の個人的なオススメのバディ・ムービーをズラズラっと並べるので、もし気になるタイトルがあったら、ぜひお近くのビデオレンタル店で手にとってみてください。

スティング』(1973年公開)
L.A.大査線/狼たちの』(1986年公開
張り込み』(1987年公開)
ミッドナイト・ラン』(1988年公開)
大災難P.T.A.』(1988年公開)
バッド・ボーイズ』(1995年公開)
メン・イン・ブラック』(1997公開)
シャーロック・ホームズ』(2009年公開)
21ジャンプストリート』(2012年オーストラリア公開、日本未)
エンド・オブ・ウォッチ』(2012年公開)
最強のふたり』(2012年公開)
テッド』(2013年公開)

バディ・ムービーの最大の魅力は、物語を通じて、2人の主人公が固い絆で結ばれていく過程を見せること。もしくは固い絆で結ばれた2人の主人公が、物語を通じてその絆を確認することにあると思われます。そして2人の主人公を設定することで、キャラクター同士のやり取りが生まれ、物語が生き生きと動き出すということもあります。つまりバディ物には、物語が面白くなる要素が詰まっているのです。

5月中旬に発売予定のクァンタム&ウッディ最新作『QUANTUM AND WOODY CROOKED PATS, PRESENT TENSE』(原題)も、もちろんバディ物の魅力がたくさん詰まった作品。堅物のエリック、お調子者のウッディ。日頃は反発し合う2人が、事件を目の前にしたときには、一致団結……となりそうでならなかったり。それでも最終的には固い絆で結ばれている2人のやり取りは、爆笑しつつも胸を打つ瞬間もあります。バディ物の定石を上手く外しながら、守るべきところはしっかり守った素晴らしいバランスの作品です。

いわゆるスーパーヒーロー物とはひと味もふた味も違った魅力を持つ本作を、映画を観る感覚で楽しんでください。

それでは今週はこの辺で。また来週お会いしましょう! 


(文責:山口侘助)

2016年3月7日月曜日

皆さま、お待たせしました! デッドプール再々始動!! 

「アメコミ魂」をご覧の皆さま、こんにちは!

デッドプール・ファンにとってはすでにお耳に入っているかもしれませんが、先月、全米で公開された映画『デッドプール』が、オープニング興収で13200万ドル(約150億円)を記録しました。

この記録は、『スター・ウォーズ フォースの覚醒』の1843万ドルを大きく上回り、2月公開映画、R指定映画、X-MEN関連作品、そして20世紀フォックス作品で歴代1位となる快挙です(予告編はこちら)。6月の日本公開に向けて、ビュンビュン追い風が吹いていますね。

とはいえ、熱心なファンの方にとっては、年明けからデッドプールの邦訳コミックが刊行されていないことが気がかりだったのではないでしょうか?

そんな方々に、ようやっと新刊の情報をお伝えすることができます。

マーベル・ナウ!」以降のデッドプール・シリーズの第4巻にあたる『DEADPOOLDEADPOOL VS. S.H.I.E.L.D.(原題)』の邦訳コミックの刊行がついに決定しました!
DEADPOOL: DEADPOOL VS. S.H.I.E.L.D.』原著イメージ
これまでShoPro Booksでは、デッドプールの邦訳コミックを通算10冊刊行しました。それに続く本書をご紹介するにあたり、まずは「マーベル・ナウ!」以降のデッドプールを振り返りたいと思います。

魔術をかじったSHILED隊員マイケル。国の行く末を憂う彼が、歴代アメリカ大統領をこの世に蘇らせて世直しをしようと試みます。ところが、いざ大統領たちが蘇ってみると、全員ゾンビ化した上に凶暴になっており、たちまち国は大混乱。とはいえ、歴史上の偉人たちを無残に殺せないということで困り果てたSHIELD隊員プレストンが、事態の収拾をデッドプールに依頼するのですが……。動物園からホワイトハウス、オクタゴン、果ては成層圏にまで戦火が広がり、アメリカ各地が内戦状態に。はたしてデッドプールはアメリカを救えるのか!?
デッドプール:デッド・プレジデント
ジェリー・ダガン、ブライアン・ポゼーン[作]
トニー・ムーア他[画]
定価:1,800円+税
◆好評発売中◆

2巻『デッドプール Vol.2:ソウル・ハンター
デッドプールが悪魔ベティスと契約したことが事の発端となります。その契約とは、悪魔と契約した人々の魂を回収すること。前作にも登場した魔術を使うSHIELD隊員マイケル。実は彼は、過去に悪魔と取引をしたことで魔術を手に入れたのでした。思いもよらぬ事情から友人を標的にしなくてはならなくったデッドプール。どうにかしてベティスとの契約を反故にするために、マイケルたちと奇策を練ります。それは地獄の支配者に、ベティスの策略を密告し、地獄に送り帰すことなのですが……。
デッドプール:ソウル・ハンター
ジェリー・ダガン、ブライアン・ポゼーン[作]
スコット・コブリッシュ、マイク・ホーソーン[画]
定価:1,800円+税
◆好評発売中!◆


3巻『デッドプールVol.3:グッド・バッド・アンド・アグリー
前作のエンディングで示唆されたデッドプールのルーツが明かされます。前作、前々作の大きな特色となっていたオカルト色はグッと後退し、シリアスなストーリーが語られます。デッドプールはなぜ不死身なのか? なぜ醜い姿になってしまったのか? その背景にはキャプテン・アメリカやウルヴァリンにも関係する、ある極秘軍事計画が関わっていました。極東アジアの某国で行われているその計画と、彼の家族のエピソードが絡まりながら、彼の過去が明らかになります。
デッドプール:グッド・バッド・アンド・アグリー
ジェリー・ダガン、ブライアン・ポゼーン[作]
スコット・コブリッシュ、デクラン・シャルベイ[画]
定価:2,000円+税
◆好評発売中!◆

3巻までのエピソードの発端になったキャラクターが、SHIELD隊員ゴーマンです。第1巻でデッドプールにゾンビ大統領たちの退治を依頼したのがゴーマン。第4巻では、ゴーマンを相手に、デッドプールが大暴れします。
 
3巻はデッドプール史上に残るシリアスなストーリーが見所でしたが、第4巻では本来のデッドプールの持ち味である“冗舌”さが復活します。ゴーマンが持ち逃げしたゾンビ大統領事件の報酬を、デッドプールが取り立てに向かいます。そこでSFホラーの古典『エイリアン』(1979年公開)の大胆なパロディが展開します。背景画、画角など、高レベルの再現度でパロディ元を再現し、その中に緊迫したヴァイオレンス・アクションの中に、オフビートな笑いが詰め込まれています。この独特のバランスを実現したのは、「マーベル・ナウ!」でデッドプール・シリーズでメインライターを務めているジェリー・ダガンブライアン・ポゼーンのコンビ。マーベル・ナウ!」前期の総括となる本作。ぜひ第1巻からまとめ読みして、デッドプールの魅力をたっぷりと味わってください。きっと6月公開の映画版をいっそう楽しんで観られるはずですよ。それでは今週はこの辺で。また来週お会いしましょう!


(文責・山口侘助)