2016年5月26日木曜日

豪華2大スターの競演『ホークアイ VS. デッドプール』
QAW第3巻を紹介!


読者の皆様、こんにちは! 「アメコミ魂」ライターの乙間です。

今週は都合により、火曜日正午更新を変更させていただき、イレギュラーな更新となってしまい、誠に申し訳ございませんでした。来週以降は通常運転で参りますので、引き続きよろしくお願い申し上げます。

さて、すでにご購入いただいた読者も大勢いるかと思いますが、今回は、昨日25日(水)に発売した邦訳アメコミ『ホークアイ VS. デッドプール』『クアンタム&ウッディ:俺たちには明日がある!』についてご紹介します。もちろん、いまから読むのを楽しみにしている方が大半かと思いますので、ネタバレは極力避けて紹介するつもりです。
ⓒ 2016 MARVEL

ちなみにこの『ホークアイ VS. デッドプール』には、購入者特典のある店舗さんもございます。下記のサイトをぜひチェックしてくださいね。
●詳細はこちら⇒刊行記念キャンペーン実施中!

購入者特典は各店舗共通で、『デッドプール:モンキー・ビジネス』『デッドプールの兵法入門』の発売時に展開して大好評だった「オリジナルICカードステッカー」です。今回はデザインが一種類ですので、対象の店舗さんであれば下記のものがゲットできると思います。

では、『ホークアイ VS. デッドプール』の内容を少しだけご紹介しましょう!


タイトルでお分かりだと思いますが、映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』にも登場した常人ヒーローのホークアイと、映画公開を控えた冗舌な傭兵デッドプールの競演コミックです。「VS.」とありますが、彼らが対決するわけではなく(ちょっとした小競り合いはありますが……)、共闘する物語ですので、どちらのファンも存分に楽しめる作品です。

デッドプールとホークアイはもちろん、もう一人のホークアイであるケイト・ビショップも活躍します。また本作はマーベル・ナウ!のホークアイ誌とデッドプール誌の流れを汲んでいるので、デッドプール誌に登場していたシールド捜査官たちやベンジャミン・フランクリンの亡霊なども登場します。その他にもブラックキャットやタイフォイド・マリーらも参加し、読み切り作品として充分満足のいく内容になっています。また所々ホークアイ誌で行っていた演出が施されており、2誌を追いかけてくれている読者は、解説がなくともすぐ理解できるはずです。

一つだけ申し送りをしますと、本書は2014年11月~2015年3月に刊行された5話のミニシリーズの単行本でして、現在発売中の『ホークアイ:リオ・ブラボー』が完結する直前、デッドプールでいえば、今夏発売予定の『デッドプール:オリジナル・シン(仮)』に収録されているイシューが刊行されている頃に出された物語です。ですので、デッドプールはすでに「結婚をしている」設定になっております。その設定がこの物語に深く関わることはないのですが、その点だけ注意してお読みください。また解説もその点は極力ネタバレしないように記述されていますのでご安心ください。

最後に、本書の特徴をもう一点だけご紹介します。店頭で購入される方は、すぐお分かりになると思いますが、今回の日本語版カバーは、2大キャラの豪華競演ということで、キラキラカバー仕様にいたしました。少なくとも小社の邦訳アメコミでこのような仕様にしたのは、初の試みです。ぜひご自宅でも「面陳」していただければ幸いです!
ⓒ 2016 MARVEL

さて、次にご紹介するのは、日本語版では最終巻にあたる『クアンタム&ウッディ:俺たちには明日がある!』について少しだけご紹介します。

前回のアメコミ魂の文末で読者の声を活かした邦訳作品について触れましたが、実はこのクァンタム&ウッディ(以下QAW)も読者の声を具現化した作品の一つでした。QAWに対して、多少失礼な発言になるかもしれませんが、DCやマーベル・キャラクターに比べると日本での知名度は低く、映画やドラマ化、商品化等のなんのフックもない状況での無謀な邦訳版刊行(笑)だったにもかかわらず、第1巻『クァンタム&ウッディ:世界最悪のスーパーヒーロー』に続き、第2巻『クァンタム&ウッディ:あぶないヒーロー、荒野に散る!?』、さらに本書と全3巻完走できたのは、ひとえにQAWを支えてくれた日本の読者がいたからこそであります。この場を借りてお礼申し上げます。本当にありがとうございました!
(原書は第4巻も刊行されているのですが、この先の日本語版の予定はまだ決まっておりません。その時はまたぜひご支援ください!)
Copyright ⓒ 2014 by Valiant Entertainment, LLC. All rights reserved.


カバーの色も赤、黄、青と3色揃ったように、物語もこの第3巻で一区切りとなります。以前からQAWが気になっていた方は、本書の発売を機に3巻一気読みっていうのもいいのではないでしょうか。堅実で真面目な黒人エリック(クァンタム)と、C調(死語ですかね……「調子がいい」という意です)で少し無責任な金髪の白人ウッディの義兄弟が織りなすドタバタ劇は今回も健在ですが、本書で特出すべき点は、白ヤギのヴィンセントの正体が明かされるということだと思います。正体が分かったうえでまた第1巻から読み直すというのもいいかと思います。ぜひご一読ください。

【お詫び】
本書4ページにあるウッディのキャラクター紹介に「無責任な正確」とありますが、正しくは「無責任な性格」となります。大変申し訳ございませんでした。


来週は発売直前の『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ:プレリュード』と『グレイソン』を紹介します。

では、また来週火曜日の正午に。

(文責:乙間萌生)


▼おもしろい記事がありましたら、ぜひ皆様のSNS等でご紹介してください。ただし、画像の無断転載はご遠慮ください。

▼ご意見・ご感想・ご指摘・邦訳希望・翻訳者希望・持ち込み企画などは、本ブログの下段にある「メッセージを送る」を押していただき、指定の送信フォームからお送りください(携帯からはウェブバージョンにてご対応ください)。