2015年9月9日水曜日

B級ヴィランたちの痛快大逆転劇『スーパークルックス』!

こんにちは!

今回は、8月刊行の新刊書籍スーパークルックスのご紹介です。
『スーパークルックス』
マーク・ミラー[作] レイニル・ユー[画]
定価:本体2,000円+税
●好評発売中●
キック・アス』シリーズでおなじみマーク・ミラーの個人レーベルである“ミラーワールド”作品の一つとなる本作は、2012年3月から8月にかけて全4号のミニシリーズとして刊行されました。作画は『シークレット・インベージョン』『ニュー・アベンジャーズ:トラスト』(ともにヴィレッジブックス刊)などで日本でもおなじみのフィリピン出身の人気アーティスト、レイニル・ユーが手がけています。

本書のタイトルにある“クルック(crook)”とは“悪党”という意味。

つまり、本作は、本来ならば物語の悪役になるヴィランたち、そのなかでもとりわけ落ち目のB級ヴィランたちを主人公にした物語なのです。

舞台となるのは、ヴィラン1人につき、ヒーローが5人いる……そんなヒーロー供給過多な世界。

結婚式当日に宝石泥棒をやらかし、すべてを失った小悪党ジョニーのもとに、かつての恩人カーマインが転がり込みます。

聞けば巨額の借金を背負い、返済できなければ殺されるとのこと。なんとか助けてやりたいが、なにしろアメリカにはヒーローが多すぎる……だったらヒーローのいない国で盗めばいい!!

こうしてスペインにかつてのヴィラン仲間を集めたジョニーは、一発逆転を目指して大胆不敵な強盗計画を企てるのですが……?

犯罪者ながらどこか憎めない彼らが、知恵とそれぞれの特殊能力を駆使し、巨悪に一泡吹かせる、という本作は海外では“『X-MEN』と『オーシャンズ11』の融合”とも評されており、アメコミ初心者の方でも、まるで映画を観るように楽しめること間違いなしです。

『ウォンテッド』『キック・アス』『キングスマン』と立て続けに映画化作品がヒットを飛ばしているマーク・ミラーですが、現に本作も、創刊前にイギリスのコンベンションで制作発表をしたところ、さっそく映画化権が売れたとのこと。

9月11日から公開となる映画『キングスマン』に続き、『スーパークルックス』がスクリーンに登場する日も近いかもしれません!

マーク・ミラー作品は9月にも、レイニル・ユー作画による『スペリアー』の発売が控えています。ミラーファンはこちらもぜひお楽しみに!


(文責:澤田美里)