2015年7月1日水曜日

現在も継続中! 『アースワン』シリーズをご紹介

みなさま、こんにちは!

7から「アメコミ魂」更新日毎週水曜日変更され、今日がその1となります。これからも変わらぬご愛顧のほど、どうぞよろしくお願いします。さて、さまざまなアメコミ映画の公開がそろそろ迫ってきました! 

今年の夏から秋にかけて日本にやってくるアメコミ映画といえば……

『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』⇒74
『キングスマン』⇒911『アントマン』⇒919 
『ファンタスティック・フォー』⇒109……と話題作が目白押し!

今月からの小社刊行ラインナップにもぜひご注目いただきたいところですが、今週はちょっとひと休みして、旧作のご紹介をさせていただければと思います。

今回取り上げるのは、2013年に小社より日本版が発売された『バットマン:アースワン』『スーパーマン:アースワン』
『バットマン:アースワン』
定価:2,000円+税
●好評発売中!●
“アースワン(アース1とは……DCコミックスのヒーローたちの物語を、現代的に解釈してオリジンから語り直す描きおろし単行本(グラフィックノベル)のレーベル名であり、物語が起こっているユニバースの名前でもあります。ちなみに、ニュー52のおもな出来事が起こっているユニバースは“プライムアース”または“アース0(ゼロ)と呼ばれ、先日小社より発売された『バットマン/スーパーマン:クロスワールド』の舞台となったのが“アース2でした。では、二つの『アースワン』でどんな物語が展開されているかというと……

『バットマン:アースワン』
市長当選を目前にした父を持つ名門の御曹司ブルース・ウェイン。ある晩家族で映画に出かけた彼は、暴漢によって両親を殺されてしまう。幼い身で天涯孤独の身になってしまった彼の後見人になったのは、父のかつての命の恩人で、出会って間もない退役軍人のアルフレッド・ペニーワースだった。父の死の謎を解こうと心に誓ったブルースは、腐敗した街ゴッサムシティで、常軌を逸した孤独な戦いに挑む……。

ライターはジェフ・ジョーンズ、アーティストはゲイリー・フランク――少し前に小社から発売された『シャザム!:魔法の守護者』と同じ作家チームになります。本作の見どころはなんといってもアルフレッド。それまでのキャラクター像とはイメージをガラリと変えつつも、ブルースを支えようとする姿に心打たれます。そして新米ビジランテとしてぎこちなく悪と戦うバットマンからも、ゲイリー・フランクによる真に迫る絵も手伝って、目が離せません。
『シャザム!:
魔法の守護者』
定価:2,000円+税
●好評発売中!●

『スーパーマン:アースワン』
アメリカの片田舎スモールビルから、大都市メトロポリスに上京した青年クラーク・ケント。神にも等しい力をひた隠しにして生きる彼の行く手には、無限の可能性が広がっていた。スポーツ選手、科学者、実業家……だが、自分が何者かもわからない彼にとって、思い付くどんな選択肢にも大した価値を見出せそうになかった。そんなある日、想像を絶する脅威が地球に襲いかかり……。

『スーパーマン:アースワン』
定価:2,000円+税
●好評発売中!●
ライターを務めたのはJ・マイケル・ストラジンスキー。映像畑出身で、エミー賞やヒューゴー賞を何度も受賞した名作SFテレビドラマ『バビロン5や、2001年から2007年まで担当してアイズナー賞を受賞したコミック『アメージング・スパイダーマン』で知られる実力派です。そしてアーティストは、寡作ながら丁寧な仕事ぶりが光るシェーン・デイビス。二人のコンビによるSF的な道具立て、丁寧な心理描写、設定の再解釈によって、おなじみのオリジンとわかっていながらもぐいぐいと物語に引き込まれていく作品です。

レーベルとしての“アースワン”のスタートは、アメリカで『スーパーマン:アースワン』が発売された2010。それからニュー52を経て、『バットマン:アースワン』が発売されました。その後もアメリカではスローペースながら続巻が刊行され、『バットマン:アースワン』2ではキラー・クロックリドラーが登場、『スーパーマン:アースワン』2ではパラサイトが、3ではゾッド将軍が姿を見せます。そして昨年はジェフ・レミア/テリー・ドッドソンのコンビによる『ティーン・タイタンズ:アースワン』が発売。さらに今年の冬頃には、グラント・モリソンがライターを務める『ワンダーウーマン:アースワン』が発売予定となっています(いずれも日本での刊行は未定)
『バットマン/スーパーマン:
クロスワールド』
定価:2,000円+税
●好評発売中!●
DCコミックスでは今年の45月に大規模なイベント、“コンバージェンス”が展開され、DCユニバースがまた大きく変化しましたが、そんな移り変わりの激しいマルチバースのなかでもマイペースに、一貫した世界観を丁寧に描く『アースワン』シリーズ。まだお読みになっていない方は、この機会にその出発点をぜひご確認ください。

今週、月曜日に本ブログをご覧いただいたみなさま、大変失礼いたしました! 来週からは今月刊行の新刊を順次ご紹介させていただく予定になっております。更新日水曜日変更された「アメコミ魂」を、今後ともよろしくお願いいたします。

それでは、今日はこんなところで失礼いたします。


(文責:中沢俊介)