2014年12月1日月曜日

最強ラクガキング逆輸入! 寺田克也画集、発売!

こんにちは。

今日から12月です! 「今年もあと364日……」なんて言ってたのはそんなに前な気もしませんが、1年すぎてしまうのは早いですね。

11月刊行のShoPro Booksラインナップ『シン・シティ2』のみ、と少々寂しかったのですが、この12月はアメコミ『バットマン』『スパイダーマン』だけでなくもう1つ、月初から大注目作品が控えています。

「アメコミ魂」の名の通り、アメコミの話題が多いこのブログですが、今回はちょっと嗜好を変えて、アメリカから上陸する画集をご紹介です。そう、今週12月6日(土)ごろShoPro Booksより発売、寺田克也先生の最新画集『DORAGON GIRL & MONKEY KING』です!!

日本のポップカルチャーと世界を繋ぐ

「KATSUYA TERADA」をご存じですか?

寺田克也(てらだかつや)
ゲームキャラクターの3Dポリゴン表現黎明期に、セガ『バーチャファイター』のキャラクターデザインを手がけたことで知られる。ハードボイルドな世界観に根強いファンが多い『探偵 神宮寺三郎シリーズ』(ワークジャム)や、押井守氏製作の映画『BLOOD THE LAST VAMPIRE』(Production I.G)などのキャラクターデザインのほか、月刊「ウルトラジャンプ」にて連載のフルカラーコミック『西遊奇伝 大猿王』(集英社)の作者としても知られている。
自身が“ラクガキ”と呼ぶ創作スタイルから広がるイラスト表現は根強いファンの支持を受けている。その評価は日本国内に留まらず、海外でも人気のアーティストである。本書『DORAGON GIRL & MONKEY KING』で序文を綴っている映画監督 ギレルモ・デル・トロも寺田ファンの1人であり、大ヒットした映画『パシフィック・リム』の日本版ポスターではそのイラストワークに寺田を指名したほどである。
今年11月~12月にかけては、アメリカ・ロサンゼルスで個展『Return of the hot pot girls』を開催。海外でも積極的に活動を行う寺田は、もはや全世界にファンをもつアーティストである。
▲『DORAGON GIRL & MONKEY KING』
寺田克也[著]ギレルモ・デル・トロ[序文]
定価:本体4,000円+税
●12月5日発売予定●
世界を股にかけて活躍している寺田先生、そのスタイルを“ラクガキ”と呼ぶように、思いつくままにイラストを描きその世界観を広げていくことが特徴です。日本で活躍する多数のマンガ家やクリエイターたちと親交があることや、ジャンルを問わず幅広く活躍していることから、コアなファンだけでなく、先生の作品を目にしていることも多いでしょう

そんな寺田作品を楽しむには、これまでに刊行された画集に『寺田克也全部』(講談社)や『ラクガキング』(アスペクト)ほか、多数あります。そして2013年には京都国際マンガミュージアムで企画展『寺田克也ココ10年展』が開催されました。この時に刊行された、図録でありご自身のコメンタリーブックもである『寺田克也ココ10年』(パイ インターナショナル)は先生の足跡を辿る1冊です。

これらの画集に続く、最新の画集が本書『DORAGON GIRL & MONKEY KING』なのです。

原書をお持ちの方にもオススメする理由とは!

今回ShoPro Booksより刊行する『DORAGON GIRL & MONKEY KING』は、アメリカのダークホース・コミックス社で出版した『Doragon Girl and Monkey King: The Art of Katsuya Terada』の邦訳版です(ダークホース・コミックス社は寺田先生の『西遊奇伝 大猿王』のアメリカ版コミックスも刊行しています)。アメリカでは2014年夏に発売されており、洋書として日本国内へも入ってきていますので、原書をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

ですが!

単なる翻訳しただけの出版ではありません! すべてが変更されているわけではありませんが、これまでの画集『カバー・ガールズ』(ワニマガジン社)や『寺田克也全部』に収録されたイラストは、まだ書籍では収録されていない画稿に差し替えたり、一部のイラストは構成を改訂しています。また原書収録のものも含めて、先生自らのコメントもボリュームUP、寺田克也ファンなら押さえておきたいイラストの初出情報も追加しています。

個展やオリジナルTシャツなどでも作品を発表している、寺田先生の最新イラストを楽しめるのは本書だけ!

タイトルにもなっている「MONKEY KING」は、ご存じ『西遊奇伝 大猿王』から。本書の表1側にドドンと収まっています。一方、もう一つ「DORAGON GIRL」は、「MONKEY KING」とは対照的なイラスト。特徴的な肩のほかにも“龍”を感じさせるモチーフです。
いずれもこの画集のために描き起こしたイラストです。

日本版ならではのポイントはココだ!

実は日本版の表紙は、原書と異なるオリジナルのレイアウトになっています。このデザインは寺田先生と共にお仕事をされてきたデザイナーの大岡寛典氏が仕上げた逸品。寺田作品のイメージを掴んでいる大岡氏だからこそ、デザイン作成の打合せは一発で決定でした!

キラリと輝くシルバーのタイトルが重厚な印象を生み出しているカバー。そのカバーを外してみると、また別の重厚感のある表紙が出てきます。ぜひカバーも外して楽しんでいただきたいですね。

恐らく皆さん気になるのはそのサイズ。もちろん原書とほぼ同じサイズで、A4版より一回り大きいです。また原書の時点で「文句なし!」とお話ししていた先生ですが、日本版では大岡氏と印刷の色あいを確認&調整し、先生の描かれたオリジナルの色を極力再現出来るようにとしました。カバーのカッコよさと追加の要素だけじゃなく仕上がった本書、ファンの方ならずとも絶対に満足していただけることでしょう。

あなたの本棚に並べて欲しい1冊です

寺田克也先生は「まるで絵を描くために生まれてきた人のよう」と評す方もいるくらい、とにかく「絵が上手い!」のです。お気に入りの1枚を探すもよし、これまでのコレクションの中の1つに加えるもよし。描き込まれたイラストたちを、ぜひじっくりと味わっていただけたらと思います。

絵師「寺田克也に興味を持たれた方は、この機会に下記のWEBSITEもぜひご覧ください!

寺田克也先生のWEBSITE 
『terra's book』 http://cacazan.com/
ブログ
『terra's book blog』 http://terrasbook.blogspot.jp/

 

【イベント告知】

2014年12月14日 日曜日

寺田克也先生『DRAGON GIRL & MONKEY KING』刊行記念サイン会


寺田克也先生自画像
日時:12月14日(日) 14:00スタート
会場:西武池袋本店書籍館4Fリブロコミック売場特設会場
ご予約・お問い合せ:03-5949-2906
『DRAGON GIRL & MONKEY KING』刊行を記念して、寺田克也先生のサイン会を開催いたします。
サイン会参加整理券は、上記対象書籍お買い上げの方、先着50名様に配布いたします。

整理券は、上記サイン会対象書籍を「リブロ池袋本店書籍館4Fコミック売場」にてご入金のうえご予約をいただいた時、お電話にてご予約のうえ代金をお支払い時、または発売後コミック売場にてお買い上げいただいた時にお渡しいたします。
サイン会参加ご希望の方は、リブロ池袋本店書籍館4Fコミック売場にて、係員にお申し付けください。

※サインと一緒にイラストをお入れする予定です。(絵柄の指定はご遠慮ください)
※サインと一緒にお客様のお名前を必ず入れさせていただきます。
※参加整理券はなくなり次第配布を終了いたします。

詳しくは「リブロ池袋本店」イベントページをご確認ください。

このほかにも一部書店の店頭にて、イラストのパネル展を開催予定です。
ご期待ください!

それではまた。


(文責:石割太郎)